その姿は海中に住むパンダーー。
水中でゆらゆらと揺れる物体は半透明で、白いあばら骨を連想する何かが透けて見える。さらに白黒の顔のような模様が付いている。その姿から「ガイコツパンダホヤ」と呼ばれ、「新しいゴーストタイプのポケモンみたい」「自分の目が信じられない」など多くの人の関心を集めていた。
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北海道大は2月1日、「ついにガイコツパンダホヤの正体が判明!」とし、SNSによる情報拡散が新種のホヤの発見につながったと発表した。
同大によると、パンダ模様があるのは体の前端部。白色で肋骨のように見えるものは、えらに走る血管だという。これまでにSNSやテレビで話題になっていものの、正体についてはずっと不明だった。
新種と突き止めたのは同大大学院に在学する長谷川尚弘さん。久米島周辺の海に潜って採取したガイコツパンダホヤを解剖し、形質から進化の道筋を推定する系統解析を行なったところ、未知の種だとわかったという。
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ホヤは世界に少なくとも3000種いると言われている。