■開花予想のポイント ■
・ソメイヨシノは3/18に東京から開花スタート!
・開花時期は平年より早まるところが多い予想
・暖冬による休眠打破の遅れは限定的
・春のかけても高温傾向で桜の生長早まる
ウェザーニュースでは今日2月15日(木)、2024年の「第三回桜開花予想」を発表しました。ソメイヨシノの開花トップは東京の3月18日の予想で、19日に福岡、20日に長崎、横浜が続きます。2024年の桜の開花は平年より早まるところが多く、西日本や東海では平年並のところがある予想です。
過去20年間に「さくらプロジェクト」参加者から寄せられた200万通以上の桜リポートおよび名所への独自取材と、気温などの観測結果・気象予測をもとに開花日を予測しています。お花見の時期の参考にご活用下さい。
名古屋は3/21、大阪は3/22に開花予想
2024年の桜の開花は平年より早まるところが多い予想です。特に北陸や北日本では平年より一週間以上早くなりそうです。西日本や東海では平年並のところもある見込みです。
東日本と北日本を中心に記録的な早さで開花した昨年と比べると、全国的に同じか遅い開花となる予想です。
開花トップは3月18日の東京で、19日に福岡、20日に長崎、横浜が続きます。3月下旬に西日本や東日本、東北南部で続々と開花を迎えていきそうです。4月上旬に東北北部でも咲き始め、4月中旬には北海道に桜前線が上陸し、4月17日に函館で開花する予想です。
名所のソメイヨシノ開花予想日
・上野恩賜公園(東京都) 3月19日
・高知公園(高知県) 3月21日
・熊本城(熊本県) 3月20日
・嵐山(京都府) 3月25日
・弘前公園(青森県) 4月11日
各地とも、開花から5日〜2週間ほどで満開の時期を迎える見通しです。
春にかけても高温傾向で桜の生長早まる
この冬(12〜2月前半)の気温は全国的に平年より高い傾向となりましたが、一時的に強い寒気の影響を受けた時期があり、気温の変動が大きくなりました。度々寒気の影響を受けたことで桜の花芽の休眠打破に必要な気温低下があり、休眠打破は行われているとみられます。
ただ、西日本と東日本の太平洋側の一部では冷え込みが長続きせず、休眠打破の進みが鈍いところがありそうです。
4月にかけての気温は全国的に平年より高い傾向で、開花に向けた桜の生長が早まる見込みです。ただ、西日本と東日本では開花直前の3月は低気圧や前線の影響を受けて曇りや雨の日が多くなり、生長がやや足踏みします。このため開花時期は平年より早まるところが多くなりますが、九州から東海では平年並のところもある予想です。
次回、第四回桜開花予想は2月下旬に発表予定です。