転職を考えている人も、これから社会に出ていく学生も、平均年収が高い業界はどこなのか気になるという人が多いのではーー。
540万社の企業情報をまとめるSalesNow社がデータベース「SalesNow DB」をもとに、業界別(上場企業)の平均年収を調査し、2月7日に結果を発表しました。
平均年収が最も高い業界ランキングTOP10と合わせて、業界別でそれぞれトップ3の会社名も「SalesNow DB」の調査結果をもとに紹介します。
まずは、10位から6位まで。
10位「工事・土木」749.3万円
9位「機械」753.5万円
8位「医療・製薬・福祉」753.8万円
7位「不動産」754.6万円
6位「生活用品」757.1万円
5位は「建設」で774.2万円。建設業界のトップ3は鹿島建設、ランドビジネス、大林組でした。
4位は「コンサルティング」で802.9万円
M&Aキャピタルパートナーズ、ドリームインキュベータ、ストライクが上位に入りました。コンサルは企業が抱える多岐にわたる課題を解決に導く仕事で、高度な分析スキルや専門知識が必要となり、高い報酬につながっているようです。
3位は「通信・PC」で820.3万円
トップはソフトバンクグループ、日本電信電話(NTT)、KDDIの3社。インターネットなどのデジタル通信は社会生活に欠かせないインフラです。この分野では、高い技術力と創造性を持つ働き手は高報酬の傾向にあるようです。
2位は「エネルギー」で830.7万円
トップ3はコスモエネルギーホールディングス、三井松島ホールディングス、ENEOSホールディングスでした。電力や燃料などエネルギーは日々の暮らしだけでなく、経済活動にもなくてはならないものです。原油や天然ガスを確保するにも、高度な技術のほか、海外への大型投資も必要となります。リスクと責任に対する高い報酬で知られているようです。
1位は「商社」でダントツの954.8万円
年収が高い業界トップは「商社」となりました。その中でも平均年収が最も高いトップ3社は、三菱商事、三井物産、伊藤忠商事でした。商社が関わる仕事は幅広く、暮らしに密接しています。新興市場への進出や多様なビジネス機会を追求し、収益の機会を広げていると調査では指摘しています。