第66回グラミー賞は、女性が輝いた夜だったーー。
アメリカ・ロサンゼルスで2月4日(現地時間)、第66回グラミー賞授賞式が開催された。グラミー賞の主要部門のうち4部門を女性が受賞。音楽界最大の夜を大いに盛り上げた。
まず、テイラー・スウィフトが『ミッドナイツ』で年間最優秀アルバム賞を受賞し、同部門を4度受賞した史上初のアーティストとなった。
レコード賞を受賞したのは、初のグラミー賞受賞となったマイリー・サイラスの『フラワーズ』。楽曲賞は映画『バービー』の楽曲を歌ったビリー・アイリッシュの『What Was I Made For?』が、そして新人賞はヴィクトリア・モネが受賞した。
また、フィービー・ブリジャーズは、ボーイジーニアスのメンバーとしての3部門を含む、この夜最多4部門での受賞となった。
パフォーマンスではデュア・リパが、巧みな振り付けと共に『Dance The Night』と『Houdini』のメドレーを披露。また、これまでグラミー賞を10度受賞しているレジェンド、ジョニ・ミッチェルが、1969年の名曲『Both Sides Now』を歌った。
受賞やパフォーマンス以外のサプライズもあった。
2022年12月にスティッフパーソン症候群であることをSNSで公表して以降、あまり公に姿を見せることのなかったセリーヌ・ディオンが、最優秀アルバム賞のプレゼンターとしてステージに登場。パフォーマンスは行わなかったものの、観客たちは総立ちで拍手を送った。ディオンは病気を公表して以来、初めてのグラミー賞出席となった。
以下が、第66回グラミー賞の主な受賞結果だ。
年間最優秀レコード賞:『フラワーズ』マイリー・サイラス
年間最優秀アルバム賞:『ミッドナイツ』テイラー・スウィフト
年間最優秀楽曲賞:『What Was I Made For?』(映画『バービー』から)ビリー・アイリッシュ
最優秀新人賞:ヴィクトリア・モネ
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ハフポストUS版の記事を翻訳・編集・加筆しました。