2月5日(月)午後から6日(火)朝にかけて、南岸低気圧の影響で関東の広範囲で雪が降ります。
夕方以降は平野部でも大雪となるおそれがあり、ウェザーニュースでは東京23区でも10cm以上の積雪を予想しています。可能であればリモートワーク等の活用をご検討ください。
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市街地でも道路に雪が積もる
本州の南岸を進む低気圧から広がる雲が西日本や東日本を通過し、広範囲で雪や雨が降ります。この低気圧に向かって北から冷たい空気が引き込まれることで、関東南部では平地でも雪になる所が多い見込みです。
ウェザーニュース独自予報では、東京23区や埼玉県南部を含む広い範囲で10cm前後の積雪を予想していて、道路に積もるような所が多くなるとみられます。特に気温が低めで降り始めから雪の場合は、予想以上の大雪となるおそれが高まります。東京都心で1cm以上の積雪を観測すれば2022年2月の2cm以来、約2年ぶりです。
東京23区西部や埼玉県、神奈川県では10cmを超える所がさらに増え、関東西部や甲信地方の山沿いでは20cmを上回る見通しです。また、福島県や宮城県の平野部でも積雪が予想されています。
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月曜・火曜はリモートワーク等の活用を
関東では雪や雨が降り出すのは昼すぎとみられ、夕方の帰宅時間帯には内陸部を中心に雪が積もり始める見通しです。低気圧が最も近づいて降水のピークとなる夜に、寒気の南下もピークになるため、急激に積雪が増加するおそれがあります。1時間に3〜5cmの雪が降り、夕方までに雪が積もらなかったとしても状況が一変することもあり得る状況です。
南岸低気圧の雪は降水の強さや気温が少し違うだけで、降り方に大きな差が出ます。同じ東京23区内でも、海の近くと内陸部で積雪に大きな差が出ることがあります。雨寄りで経過してそれほど雪が強まらない・積もらないといった可能性から、今の予想よりも積雪が多くなる可能性も考えられます。現在の予想より降水量が増えたり気温が低めに経過した場合は、23区でも15㎝以上の積雪となるおそれがあります。
首都圏で積雪となった場合は、数センチであっても道路ではスリップ事故が多発し、車での移動は困難を伴う可能性が高まります。冬用タイヤの着用やタイヤチェーンの装着など雪道用の装備がない場合は車の運転はおやめください。
鉄道への影響は道路と比べれば小さい傾向があるものの、倒木やポイント故障により運休や遅れが生じる可能性があります。電車通勤の方も、積雪により転倒やスリップ事故にあうおそれもあるため、可能であればリモートワーク等の活用をご検討ください。
また、6日(火)の朝は関東各地で雪景色となりそうです。積雪や路面凍結により通勤・通学に大きな影響が出る可能性があるため、早めの支度やリモートワーク等の活用をおすすめします。
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