テニスの全豪オープンでの一幕が、「こんな光景はめったに見られない」と見た人たちの感動を呼んでいる。
話題のワンシーンは、1月27日に開催されたジュニア女子シングルス決勝の直後に起きた。地元優勝まであと一歩のところまできていたエマーソン・ジョーンズ選手を、スロバキアのレナタ・ヤムリホバ選手が6-4、6-1で下した。
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優勝を決めたヤムリホバ選手はスタンドのコーチのもとへ行くと、その足でがっくりと肩を落とし、ベンチでうなだれるジョーンズ選手のところに向かった。
ヤムリホバ選手は落ち込むジョーンズ選手の隣に座って寄り添うと、ジョーンズ選手を元気づけるように肩に手をまわしてしっかりとハグした。抱き合った2人は顔を見合わせ、同時に笑顔を見せた。
16歳の覇者と、あと一歩のところで悔し涙を飲んだ15歳の選手が見せたスポーツマンシップは、大きな反響を呼んだ。
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試合を解説したジェス・ウェブスターさんは「こんな光景はめったに見られない。若い2人にとって、とても美しい瞬間」と絶賛。全豪オープンの公式Xアカウントが公開した動画には、「切磋琢磨するトップ選手であり、近しい友人でもある」「素敵な一場面」といったコメントが寄せられている。