ユニクロやフルラ、Supremeなどの「偽ECショップ」が約4000件超発見。検索順位が高いサイトも…注意すべきポイントは?

セールの時期、「このサイトでは大手ブランドの商品が安くなってる!」と思った時は特に注意が必要です。
左画像が本物ECサイト、右画像が偽のECショップ
左画像が本物ECサイト、右画像が偽のECショップ
アバスト提供写真

セキュリティソフト「アバスト」は1月26日、クリスマスから年末年始のセールの時期を狙った偽のECショップを4000件以上発見したと発表した。

これまでに、ユニクロやフルラ、Supreme、ROXYなど有名ファッションブランドの偽サイトが確認されたという。

偽のECショップでは、アカウント作成時や注文の支払いの際に、個人情報や決済情報が盗まれる可能性がある。

しかし、検索した際に上位に表示されることが多く、サイトのデザインやURLも巧妙に似せており、あたかも本物のサイトのように見えるそうだ。

偽ECサイトの見分け方は?

一つの危険信号は、「Cookie(クッキー)ポップアップ」が出てこないことだという。

最近、サイトにアクセスすると、「すべてのCookieを受け入れる」かどうかを選択するポップアップが表示されるのを見たことがある人も多いだろう。

Cookieとは、ネット上で閲覧した履歴情報のこと。これまで企業がターゲティング広告などにCookieを活用していたが、EUで規制が強化され、日本でも2023年6月から規制が始まった。これにより、サイトの利用者にCookieの利用を通知、または同意を得ることなどが義務付けられた。

そのため、特に大手のブランドの正規のサイトには、Cookieに関するポップアップが出てくることが標準的だが、偽サイトの場合には出てこないことがあるため、注意が必要だ。

安全に買い物をするための方法は?

具体的にどんなことに気をつければいいのか、6つの方法を紹介する。

①ウェブサイトの信頼性を確認:サイトが「https」で保護されているか、他の人のレビューなどを確認する

②信頼できる支払い方法を使用:支払い情報が一つしかない場合、特にECショップページに直接支払い情報を入力する場合は注意が必要。正規のサイトでは通常、安全な支払いオプションが複数用意されている。

③セール期間中は注意:割引は魅力的だが、セール価格で購入する際は注意が必要。すぐに購入しなければ、とプレッシャーをかけてくることが多い。

④詐欺の兆候に注意::スペルミスがあるwebサイトのURLやメールアドレス、不審なオファーなどは注意深く観察する。

⑤セキュリティソフトを最新の状態に保つ:これにより、機密情報をオンラインの脅威から保護できる。

⑥経験と警告を共有する:不審なサイトを見つけたら、その情報を共有することで、不審なサイトに対して警告すると同時に、誰もが安全に買い物をできる環境を作る助けになる。

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