岡山県総社市の片岡聡一市長は1月24日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手から市内の小学校に贈られたグローブで、小学生たちとキャッチボールを行った様子を自身のX(旧Twitter)に投稿した。
その姿が「これが彼(大谷)が望んでいた使い方だ」などと話題を集めている。
「大谷グローブ」でキャッチボール
片岡市長は、「大谷翔平選手から総社市の小学校へグラブを頂きました。みんな大喜びでさっそくキャッチボールをしたところ、この子の豪速球には驚いた!」というコメントと共に、小学生とキャッチボールをする動画を公開。
動画には、大谷選手から贈られたグローブを身につけた小学生が力強くボールを投げると、その様子を見つめていた子供たちなどから歓声が上がった。
この投稿に対し、「素晴らしい!夢を持った子供たちが成長することの助けになってほしいですね!」「ナイスピッチング!!」などのコメントが寄せられた。
また、片岡市長が使っているのグローブは大谷選手から贈られたものではなかったことから、「市長は自分の使ってるところに配慮を感じる」などのコメントも見受けられた。
「大谷グローブ」展示や転売には批判の声
大谷選手が贈ったグローブをめぐっては、大分県別府市の長野恭紘市長が18日にFacebookに書き込んだ投稿が物議を醸している。
長野市長は、グローブを当面の間、市役所正面入口に展示することを発表。
「早く子供達の手に渡して、1人でも多くの子供に少しでも沢山の時間触れる機会を持って欲しい」など、批判の声が多く寄せられた。
これに対し、長野市長は自身のFacebookで「野球で素晴らしい人生を送っている大谷さんが望んでいるのは、今野球と全く関わりがない子どもたちにも野球に興味を持ってもらい、自身のように素晴らしい人生が送れる小さなきっかけをつくること、また野球の裾野を広げることかなと思っています」とグローブの展示の意図を補足した。
その上で「年始から暗い気持ちになっている、この時だからこそ、できる限り市民の皆さんにも見てもらい、少しの勇気や元気にしてもらいたいなと思います」と改めて説明した。
大谷選手のグローブをめぐっては、大手フリマサイトに転売目的で高値で出品されていたという報道も出ている。