松本さんをめぐっては、『週刊文春』(文芸春秋社)が性加害について報じている。所属する吉本興業は1月8日、「まずは様々な記事と対峙して、裁判に注力したい旨の申入れがあった」などとして、松本さんが当面の間、活動休止すると発表していた。松本さん側は週刊文春の記事が名誉毀損にあたると主張し、損害賠償と訂正記事による名誉回復を求めるとしている。
発表全文は次の通り。
──
当社所属タレント 松本人志に関するお知らせ
当社所属タレント 松本人志の代理人弁護士より、本日、令和5年12月27日の一部週刊誌報道に関し、訴訟を提起した旨の連絡を受けましたので、お知らせ致します。
本件につきましては、係争中の案件となりますので、当社にお問い合わせいただきましてもお答えいたしかねます旨、予め申し添えさせていただきます。
以下、松本人志の代理人によるコメント全文を記載いたします。
提訴のお知らせ
本日、松本人志氏は、株式会社文藝春秋ほか1名に対して、令和5年12月27日発売の週刊文春に掲載された記事(インターネットに掲載されている分も含む)に関し、名誉毀損に基づく損害賠償請求及び訂正記事による名誉回復請求を求める訴訟を提起いたしました。
今後、裁判において、記事に記載されているような性的行為やそれらを強要した事実はなく、およそ「性加害」に該当するような事実はないということを明確に主張し立証してまいりたいと考えております。
関係者の皆様方にはご心配・ご迷惑をお掛けいたしますが、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
松本人志氏 代理人
八重洲総合法律事務所
弁護士 田代政弘
松本人志
【Update】2024/01/23 午前10時
松本さん側の提訴を受け、「週刊文春」編集部は同日にコメントを発表。
「一連の記事には十分に自信を持っています。現在も新たな告発者の方々のお話をうかがい、慎重に裏付け取材をしております。提訴によって萎縮することなく、今後も報じるべき事柄があれば、これまで通り報じてまいります」としている。
※「週刊文春」編集部側のコメントを追記しました。