北風の冷たさが身にしみる寒中はお風呂でゆっくり温まりたいと思う日が多くなります。ただ、冬でもお風呂に「ゆっくり」入る人は少数派のようです。
ウェザーニュースは普段ご自宅での入浴時間の長さやお湯の熱さについて、スマホアプリ利用者を対象にアンケート調査を行いました。その結果、一番多かった回答は「熱めで短時間」ついで「ぬるめで短時間」と、合わせて63%の人が入浴時間は短時間であるということがわかりました。
長風呂傾向が顕著なのは関東甲信エリア
エリアごとの傾向を見ると、最も入浴時間が短い傾向にあるのは沖縄、ついで四国。反対に入浴時間が長い傾向にあるのは甲信、ついで関東という結果になりました。
エリアで見ると僅差ではありますが、雪が降り寒いイメージのある北日本よりも関東甲信エリアの方がお風呂にゆっくり浸かる割合が高めになっています。関東甲信の冬は空気が乾燥しているのが特徴で北日本に負けず身に染みる寒さであることが要因とも言えそうです。
長風呂派 一位は山梨県
さらに都道府県ごとの結果を見ると、長風呂(熱めで長風呂/ぬるめで長風呂)と回答した割合が最も多かったのは山梨県で51.9%。唯一半数を超えていました。2位は長野県で45.4%。3位は福島県で43.9%でした。
» 【都道府県ごとの回答内容】
ちなみに、2023年におこなったお風呂調査でも、入浴時間が全国で1番長かったのは山梨で19.8分という結果でした。
山梨県の冬は、平地ではあまり雪も降らず八ヶ岳やアルプスから吹き下ろす寒風で空気は乾燥し、さらに盆地のため放射冷却が効きやすく朝晩の冷え込みが強いのが特徴です。お風呂でゆっくり温まりたくなるのも納得ですね。
まだまだ厳しい寒さが続きます。寒い夜はお風呂でよく温まってからおやすみください。
» ピンポイント週間天気予報をアプリで見る
» 【関連記事】肩こりに効くのは「熱めのお湯」or「ぬるめのお湯」?
▼調査概要
調査日:2024年1月12日〜13日
質問:冬普段ご自宅での入浴は?
回答者数:13,455人
回答項目:ぬるめ・長風呂/熱め・長風呂/ぬるめ・短時間/熱め・短時間 から1つ選択
※今回の調査では、選択肢に「シャワー」を設けていなかったため、シャワー派は「短時間」の回答に含まれていると推測しています。
【関連記事】