2015年に都内のホテルで性加害を行った疑惑が報じられた松本人志氏について、週刊文春は1月9日、文春オンラインで『《活動休止発表の松本人志》告発者A子さんは「裁判になったら証言台で説明します」 松本 〈とうとう出たね。。。〉に専門家は「まさにセカンドレイプ」 3人の女性が新証言・恐怖のスイートルームは大阪、福岡でも行われていた!』とする続報を配信した。
記事では、2015年から2019年にかけて、大阪と福岡のホテルでも後輩芸人による松本氏への“性接待”が行われていた疑いがあるとしている。その場に参加したという複数の女性が取材に応じているという。
松本氏が所属する吉本興業は、同誌による最初の報道を受け、2023年12月に「当該事実は一切ない」と性加害の疑いを否定するコメントを発表。同誌が吉本興業に対し、複数の後輩芸人が松本氏に女性を斡旋したことなどについて問い合わせると、1月8日に「前号に対して法的措置を検討している」などの回答が戻ってきたという。同日、吉本興業は松本氏の活動休止を発表した。
当面の活動休止について、吉本興業は「様々な記事と対峙して、裁判に注力したい」と本人から申し入れがあったと説明している。
松本氏自身も同日、「事実無根なので闘いまーす。それも含めワイドナショー出まーす」とXに投稿した。
週刊文春が初めに報じた性加害とは
週刊文春は、2024年1月4・11日新年特大号(発売日は2023年12月27日)や、文春オンライン(12月26日配信)で、「ダウンタウン・松本人志(60)と恐怖の一夜『俺の子ども産めや!』」とする記事を掲載。
記事では、2015年に六本木のホテルで、ゲームと称して松本氏と寝室に2人きりにされ、性加害を受けたとする女性の証言などが掲載されている。
これに対して吉本興業は2023年12月27日、「当該事実は一切なく(中略)、(松本氏)の名誉を毀損するものです」と性加害の疑いを全面否定し、法的措置を検討していくと発表していた。
一方、テレビ朝日などによると、今回の発表を受けて週刊文春は「一連の報道には十分に自信を持っており、現在も小誌には情報提供が多数寄せられています。今後も報じるべき事柄があれば、慎重に取材を尽くしたうえで報じてまります」とコメントしている。
松本人志氏の性加害報道を巡ってはSNSでもさまざまな意見が飛び交い、記者会見を開いての説明を望む声も多く上がっている。
松本氏が2025年大阪・関西万博のアンバサダーを務めていることについて、林芳正官房長官は9日の記者会見で「報道については承知している。事実関係を確認のうえ、万博アンバサダーに任命した日本国際博覧会協会において適切に対応されるものと考えている。私からはコメントすることを差し控えたい」と話した。