今の若い世代は、将来どんな職業に就きたいと考えているのでしょうか?LINEヤフーが運営するリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」が、全国の中高生を対象になりたい職業などに関するアンケートを行い、1月5日に結果を発表しました。
調査は2023年11月にインターネット上で実施。1047件の回答を得ました。LINEリサーチは中学生と高校生それぞれの男女別で、人気の職業をランキング形式にしています。中学生の上位3位は以下の通り。
▼中学生(男子)
3位 YouTuber、VTuberなどの動画投稿者
2位 スポーツ選手
1位 国家公務員・地方公務員
▼中学生(女子)
3位 国家公務員・地方公務員
2位 歌手・ミュージシャン
1位 教師・教員・大学教授
一方、高校生では次の結果になりました。
▼高校生(男子)
3位 医師
2位 システムエンジニア・プログラマー
1位 国家公務員・地方公務員
▼高校生(女子)
3位 心理カウンセラー・臨床心理士
2位 看護師
1位 国家公務員・地方公務員
調査からは、国家公務員や地方公務員の仕事が中高生から人気であることが分かります。LINEリサーチによると、前回2022年の調査で「医師」は男子高校生のランキングで10位でしたが、今回は3位に上昇したといいます。また、女子高校生で前回9位だった「心理カウンセラー・臨床心理士」が、今回の調査では3位にランクインしました。
ただ、「決まっていない・わからない」という回答が17〜23%に上り、いずれの職業と比べても最も多くなりました。
理由は「収入が安定」だけではない
なぜ公務員を志望するのでしょうか。
理由を尋ねたところ、「収入が安定している」「安定しているイメージがある」といった、経済的な安定を挙げるコメントが複数ありました。
一方で、「国のために働きたいから」「地域に密着した仕事がしたい」「人々の暮らしと生活を縁の下から支えたい」といった意見も寄せられました。