クリスマスを過ぎると街も一気に年末モードとなりますね。2023年も年の瀬が近づき、新年となる2024年を迎える準備が本格化します。年末年始は帰省や旅行、年越しイベントや初詣など、天気や気温が気になるところです。12月25日(月)ウェザーニュース発表の年末年始の天気見解をお伝えします。
年末から年始にかけては冬型の気圧配置が強まる日は少なく、寒波による広範囲での冬の嵐は予想されていません。まだ、予測の不確実性はあるものの、31日(日)大晦日に日本列島を低気圧が通過する予想で、雨の降るところが多くなります。気温が比較的高めで経過する見通しです。
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冬型続かず 大晦日は低気圧通過で雨の可能性高まる
例年の年末年始は、冬型の気圧配置が強まったり弱まったりしながら経過することが多くなります。ただ今回の年末年始は、低気圧の通過や移動性高気圧に覆われるなど、冬型の気圧配置となる日は少ない予想です。
明日26日(火)に北日本を低気圧が通過した後、27日(水)頃は一時的に冬型の気圧配置となって北日本に寒気が流れ込みます。風雪が強まり荒れた天気となるおそれがあるため、帰省などで移動を予定している方は気象情報や交通情報をよくお確かめください。
その後も天気の移り変わりは早く、28日(木)頃に再び低気圧が北日本を通過するものの、29日(金)頃になると移動性高気圧が日本付近を覆うため、日本海側を含めて全国的に穏やかな天気となる見込みです。
31日(日)頃には低気圧が日本付近を東へ進む予想となったため、昨日発表の予想よりも広い範囲で雨の降る可能性が高まっています。ただ、この低気圧のコースや通過タイミング、発達度合いについては予測の不確実性が大きくなっていて、まだ雨の範囲が変わる可能性もあります。随時最新の天気予報を確認するようにしてください。
年始についても、現時点では3日(水)頃に天気の崩れる可能性がありますが、雨の降る範囲やタイミングは変わることも考えられる状況です。Uターンラッシュに交通機関が乱れるような荒天にはならない見通しですが、念のため今後の情報にご注意ください。
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気温は平年のこの時期と比べて高い傾向
先週は寒波に見舞われて各地で厳しい寒さとなりましたが、この先は気温が平年並みか高めになる日が多い予想です。特に29日(金)以降は例年の年末との差が大きくなり、最高気温は平年値と比べて+3〜+5℃程度高いところが多くなりそうです。
暖かいとまではいえずとも、先日までの厳しい寒さから比べると過ごしやすく感じそうです。年末の買い出しや大掃除なども、いつもの年よりは行いやすいかもしれません。
年始についても、気温の高い傾向が続く可能性が高くなっています。いつもの年よりは初詣などの寒さが和らぐものと考えられます。
それでも極端な暖気が流れ込むとまではいえず、朝晩を中心に冬らしい寒さとなりますので、初日の出・初詣などの外出を予定されている方は、手袋やマフラー・カイロなどの防寒装備をご用意ください。
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