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新年の風習として日本に根付いている「お年玉」。子どもの頃はもらうのが楽しみだったお年玉ですが、あげる立場になると渡す金額や誰に渡すべきなのか迷っている人も多いのでは?
調査によると、未就学児(小学生未満)にあげるお年玉は3000円以下が6割以上。小学生は5000円以下という人が半数を上回ることが判明しました。また、低学年のうちは3000円以下が約6割ですが、高学年になると3000円以上が半数以上だといいます。
中学生になると、5000円以上あげる人が半数以上に。高校生は5000円以上あげる人がさらに増え、1万円以上あげる人も2割以上という結果になりました。
大学・専門学生には、お年玉をあげないという人も多く、あげる場合は5000円以上が4割以上を占めていることも調査から明らかになりました。
お年玉のあげ方
次に、お年玉をあげる相手やあげ方について質問をしたところ「きょうだいの子供(甥・姪)(50%)」が最も多く、「自分の子供(40.4%)」、「いとこの子供(22.6%)」という順になりました。
あげる相手との親密度によって金額は変えるべき?
相手との親密度と金額の関係については、46.3%の人が「近親者ほど金額を高くしている」と回答。次に41.2%の人が「親密度(会う頻度・家の近さ・好み)によって金額を変えていない」といい、3番目には「直接会う頻度が高い相手ほど金額を高くしている(13.9%)」という回答が続きました。
相手によって金額を変える人が過半数を占めていますが、金額を変えないという人も一定数いることが判明しました。
お年玉はどのような形で?
近頃は電子マネーなどのキャッシュレス決済が普及していますが、お年玉は大多数の人が「現金(90.8%)」であげるという結果となりました。「電子マネーなどのキャッシュレス決済」は2.5%とかなり少ないことから、お年玉は現金であげるのが一般的であることがわかります。
お年玉の家計への影響
お年玉が家計の負担になっているかという質問に対し「負担になる」と回答した人は33.4%、「どちらかというと負担になる」は39.8%いることが判明しました。この結果から、負担を感じている人が7割以上いることがわかります。
それでもなお、お年玉をあげる理由としての7割の人が「子どもの頃にもらって嬉しかったから(70.7%)」と回答。続いて「自分の子供がもらっているから(25.3%)」、「上げた時の嬉しそうな顔をみたいから(21.7%)」という順に。家計への負担になるが、自分と同じ体験を子どもにもさせてあげたい、子供たちが喜んでいる姿を見たいなどと感じている人が多いことがわかりました。