初詣でのおみくじが、新年の恒例行事になっている人も多いのではないでしょうか。
そこで気になるのが、おみくじの「運勢の順番」。吉や小吉、末吉はどれが一番良い運勢?運勢の順番や、おみくじの正しい引き方を紹介します。
おみくじの運勢、吉と小吉はどっちが上?
産泰神社(群馬県)によると、実はおみくじの順番に公式の見解はありません。そのため、「自身が引いた順番が気になる場合は、神社で直接聞いてみるとよいでしょう」と呼びかけています。
ただ、全てのおみくじに共通する公式の見解はない一方で、吉凶が七段階に分かれている一般的なおみくじには、次の2パターンの順番があるといいます。
▼パターン①
大吉 > 吉 > 中吉 > 小吉 > 末吉 > 凶 > 大凶
▼パターン②
大吉 > 中吉 > 小吉 > 吉 > 末吉 > 凶 > 大凶
2つのパターンを見比べると分かるように、「吉 > 中吉 > 小吉」とするか、「中吉 > 小吉 > 吉」とするかは、神社によって異なるようです。
おみくじの内容は神社によって様々。「半吉」「平」「吉凶末分」「吉凶相交」など、珍しい吉凶が存在する神社もあります。
参拝する前?それとも後?おみくじの正しい引き方は
「神様からお言葉をいただく」占いであるおみくじ。手水舎がある神社では、まず手水でお清めし、「二礼二拍手一礼」の作法で参拝します。おみくじは参拝の後に引きましょう。
おみくじを引いた後は、「悪い運勢の場合は神社に結んで帰るべき」という一般的な解釈も存在します。産泰神社によると、神社の所定の場所に結ぶことには「神社と縁を結ぶ」という意味合いがあるといいます。
境内にある木に結ぶことは基本的にはマナー違反とされるため、各神社で決まった場所に結ぶよう注意してください。
一方、神社で結ばずに持ち帰ってもOK。持って帰ったおみくじは、1年ほど経ったら、おみくじを引いた神社に結びに行くか、お焚き上げしてもらいましょう。
「単純に吉凶の結果で一喜一憂するものではない」
産泰神社は、おみくじを引く上で最も大切なことは「単純に吉凶の結果で一喜一憂するのではなく、おみくじに書かれた内容をしっかりと読み、自身の指針とすること」だと説明しています。運勢の順番にとらわれ過ぎず、おみくじの内容を読み、これから先の行動を決める際の参考にするのも良いかもしれません。