ドジャースへの移籍が決まった大谷翔平選手。これまで所属していたエンゼルスと移籍先のドジャースがそれぞれメッセージを発表した。その対照的な内容が話題になっている。
エンゼルスからは惜別と感謝の言葉
まずは大谷がこれまで在籍したエンゼルス。12月12日に公式インスタグラムを更新し、大谷選手へ惜別と感謝の言葉を送った。
「大谷翔平は類い稀な才能を持つ野球選手で、この6年間、彼がエンジェルスの一員として、球史を塗り替える活躍ぶりを見られた事ができ、光栄に思います」という言葉で始まった投稿は、英語・日本語の両方で記された。
続けて、「エンゼルスのファン達は、彼のプレイを間近で見ることができ、とても幸せでした」「翔平の、エンゼルス球団、そして野球に対しての数多くの貢献に感謝致します」と大谷選手を称えた。
ドジャースの声明には大谷選手の「覚悟」も
一方、移籍先のドジャースも同日に公式インスタグラムを更新し、大谷選手の入団を歓迎するメッセージを発信した。
「ロサンゼルス・ドジャースが、2度のアメリカン・リーグ最優秀選手に輝いた大谷翔平選手と10年契約を結びました」と報告。大谷選手のこれまでの活躍を振り返った。
この投稿では大谷選手が自身の意気込みを語ったコメントも紹介されている。
「ドジャースファンの皆様、チームに迎え入れてくださりありがとうございます。ドジャース球団と私は、ロサンゼルスの街にワールドシリーズ・パレードをもたらすという同じ目標を共有していると100パーセント断言できます」
ドジャースはこの投稿で短いアニメーション動画をインスタグラムに投稿。
大谷選手が野球を始めた少年時代、花巻東高校時代、日本代表、そしてドジャースに至るまでの姿が描かれており、日本や海外のファンから反響が寄せられている。
大谷選手に関する報道は、移籍が確定してからも様々な情報が報じられている。
年俸の支払いについては11日、米メディアが、年俸7000万ドル(約101億5000万円)のうち6800万ドル(約98億6000万円)が契約終了後まで繰り延べることに合意したと報道。繰り延べられた金額は、2034年から2043年まで無利子で支払われることになっている。
この後払いは、ドジャースにさらなるキャッシュフローと給与の柔軟性を提供することを意図しているという。また、選手に支払う年俸総額が一定額を超える球団に課せられる「競争均衡税」も軽減される。
また、グッズ販売が早くも盛況だ。大谷選手のドジャースのユニフォームもMLBオンラインショップで予約販売が始まり、SNS上で話題になっている。