イギリス王室の末っ子が、そのお茶目な姿でまたも話題をさらった。
ウィリアム皇太子一家は12月8日、ロンドンのウェストミンスター寺院で執り行われたキャサリン妃主催のクリスマスコンサートに参加した。今年で3回目となるこの行事は、キャサリン妃が立ち上げたキャンペーン「Shaping Us」の一環。夫妻の公式発表によると「イギリスのいたるところで赤ちゃんや幼い子どもたち、家族を支援するために働くすべての人たちへの感謝を示し、赤ちゃんの誕生がもたらす輝かしい機会を祝う」ためのイベントだという。
今回がクリスマスコンサート初参加となったルイ王子。兄のジョージ王子と姉のシャーロット王女に続き、手作りのクリスマスカードをポストに投函した。続けて、シンガーのアダム・ランバートさんや聖歌隊らによるパフォーマンスや、父・ウィリアム皇太子の朗読にも立ち会った。
ルイ王子はそのまま大人しくイベントへの参加を終えた、わけではなかった。キャンドルの火を灯しての礼拝が終わり、一家が寺院を後にする時、無邪気さあふれる「いたずらっ子」の一面を見せた。
一歩踏み出し、左側に立っていたシャーロット王女に近づくと、王女が持つキャンドルに全力で息を吹きかけて炎を消してしまったのだ。後ろからキャサリン妃がやんちゃなルイ王子をたしなめるが、いたずらの「被害者」となったシャーロット王女は慣れた様子でにっこり。微笑ましい様子が写真に収められた。
現在5歳のルイ王子だが、その自由奔放ぶりが話題となるのは今回が初めてではない。
2023年5月のチャールズ国王の戴冠式では、バッキンガム宮殿のバルコニーで豊かな表情を見せ、「主役の座」を奪った。また、2022年に開催された、故エリザベス女王の即位70周年を記念する祝賀行事「プラチナ・ジュビリー」でも、パレードで上空を飛んだ飛行機の音に耳を塞ぎ叫ぶ姿がキャッチされ、注目の的となっていた。