鹿児島県の屋久島沖で11月29日にアメリカ軍の輸送機オスプレイが墜落した事故で、死亡認定されている乗員が同機に乗り込む前に家族に送っていたメッセージが公表された。遺族が明かした。
事故当日のやり取りを明かしたのは、同州出身で墜落したオスプレイに乗っていた8人のうちの1人、ジェフ・ホーネマン空軍少佐の遺族だ。
KAREによると、ホーネマン少佐は32歳で、空軍のパイロットだった。遺族が12月7日、オスプレイに乗る前に母親との間で交わしたメールを公表した。
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ホーネマン少佐:「今日はとても大事な日だよ!今から出発する」
母親:「頑張って!どうだったか教えてね」
ホーネマン少佐:「もちろん」
母親は最後に「愛してるからね」というメッセージを送り、これにホーネマン少佐は「大好きだよ」と答えている。
CBSは空軍を通じて遺族が出した談話を伝えている。
「悲しみに暮れながらも、ジェフがすぐに見つかることを信じています。ジェフはオスプレイのパイロットに選ばれたことを誇らしく思っていました。ハイブリッド機を操縦するのが大好きで、恐れたことはありませんでした。空軍で飛行するチャンスを得た時、ものすごく喜んでいました。私たちと同じように今回の悲劇に向き合っているほかの乗員のご家族に心よりお悔やみ申し上げます」
オスプレイの墜落を受け、空軍は5日までに6人の遺体を収容した。ホーネマン少佐は行方がわからなかった2人のうちの1人だったが、空軍は10日、このうち1人の遺体を収容したと発表した。ホーネマン少佐かはまだ公表されていない。
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