イギリス公共放送BBCのキャスターが生放送中に中指を立て、その動画が拡散されている。
問題の場面が放送されたのは、12月6日。BBCニュースの冒頭で、首を傾げながら中指を立ててカメラを見据えるチーフプレゼンターのマリアム・モシリ氏が映し出された。両眉を持ち上げ、目を見開いた表情をしている。
モシリ氏は中指を立てた姿が放送されてしまったことに気づいたのか、スッと真面目な表情に戻し、「ロンドンからの生放送、BBCニュースです」と話し、何事もなかったようにニュースを読み始めた。
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動画はSNS上で拡散され、「生放送のまずもってのルールは、どんな時もカメラとマイクが放送されていると思うこと」「大手メディアは最近残念なことの方が多い」など多くのコメントが寄せられている。
今回の問題を受け、モシリ氏は7日に自身の公式Xアカウントで経緯を説明し、謝罪した。
番組開始まで10秒、9秒、8秒というふうにディレクターが0までカウントダウンしていた。ディレクターに合わせ、モシリ氏も一緒に10本の指を立てた状態からカウントダウンするふりをしていたという。最後の1本になったときに手のひら側を向けていた手をひっくり返し、カメラに向かって中指を立てているところが放送されてしまったという。
モシリ氏は「内輪の冗談だったものが放送されてしまい、まことに申し訳ございません。わざとではありません。不快に感じさせたり、気分を害したりした人がいたとしたらすみませんでした」と謝罪している。
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