快適さ、朝食付き、部屋からの眺め━。ホテル選びの際、あなたはどんな点を重視するだろうか。
顧客満足度に関する調査を行う「J.D. パワー ジャパン」は、全国のホテルグループ・チェーンに対する満足度を調べ、結果を11月22日に発表した。
調査は2023年9月にインターネットで実施し、直近1年以内にホテルに宿泊した人（20歳～74歳）を対象とした。各ホテルの正規宿泊料金や客室面積を基に、「エコノミーホテル部門」「ミッドスケールホテル部門」「アップスケールホテル部門」の3部門に分類。宿泊客満足度を測定し、部門ごとに総合満足度のランキングを発表した。
回答者数はエコノミーホテル部門5264人、ミッドスケールホテル部門5505人 、アップスケールホテル部門6812人。
満足度が高いホテルブランドは？
「エコノミーホテル部門」で第3位にランクインをしたのは、1000点満点のうち686ポイントを獲得したアパホテル。「料飲（F&B）」ファクターで最高評価を得た。
第2位は、703ポイントを得たヴィアインホテル。「客室」ファクターで最高評価だった。
第1位に輝いたのはスーパーホテルで、712ポイントだった。「料金」「チェックイン／チェックアウト」「ホテル施設」「ホテルサービス」の4ファクターで最高評価を得た。同ホテルは、調査を実施しなかった2020年を除き、9年連続で総合満足度第1位の評価を獲得している。
総合満足度を構成するファクターのうち、エコノミーホテル部門で最も影響力があるものは「料金」（21％）だった。次いで「客室」（18％）、「チェックイン／チェックアウト」（16％）の順で影響度が高かった。
ミッドスケール部門とアップスケールホテル部門のランキング上位3位は以下の通り。
【ミッドスケールホテル部門】
第3位 ベッセルイン/ベッセルホテル/ベッセルホテルカンパーナ
第2位 リッチモンドホテル
第1位 OMO by 星野リゾート
【アップスケールホテル部門】
第3位 ホテル日航
第2位 京王プラザホテル
第1位 ヒルトン