アメリカ・コロラド州で、施錠せずに道端に停めていた車がクマに侵入され、元の状態が分からないほど破壊されてしまった。
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州公園野生動物局は11月21日、公式X(旧Twitter)にクマとの遭遇の様子を投稿した。公園職員が車に近づくと、車内にはもぞもぞと動く大きな黒い影。助手席のドアを開け「ここから出て行け!おい!クマ!」と声を上げる。クマは座席から飛び降り、車の方を振り返るそぶりをしながらも逃げていった。
続けて映し出された車内の様子が無残だった。シートは噛み破られたのか、中に入っていたと思われるクッションが飛び出している。車内には噛みちぎられたクッションのかけらも散らばっている。どうやったらそうなるのか、ダッシュボードも乱暴に剥ぎ取られていた。
ガラス窓はべったりと何かで汚れされている。後部座席には汚物のお土産も残されていた。
車の持ち主が車内に置いていたピーナッツ味のM&M(チョコレート菓子)が、クマを引き寄せた可能性があると州公園野生動物局はみている。
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助手席の足元には赤色のお菓子の包み紙のようなものが映っている。
同局はCBSコロラドの取材に、「クマは好奇心旺盛で賢く、非常に機知に富んでいる」と説明し、「空腹のクマはありとあらゆる食料源を探し回る」と話した。
同局はクマについて、住宅やキャンプ場のほか、今回のように車内で食べ物を見つけた場合でも、さらなる食料を探しに必ずまた戻ってくると警告している。