【解説】「オフサイトセンター」の意味や言い換えは?ビジネスシーンにも役立つカタカナ・外来語のトリセツ

意味を知っているようで上手く説明できない外来語、今回は「オフサイトセンター」を詳しく解説していきます。

私たちが日々使っている外来語やカタカナ語。すっかり定着した言葉もあれば、実はよく分からずに使っているという単語もあるでしょう。

外来語を他の言葉で言い換えたいときは、国立国語研究所の「外来語言い換え提案」が参考になります。

「外来語言い換え提案」は、公共の場などで使われる少し分かりにくい外来語について、言葉遣いを工夫して分かりやすい言い換えを提案するもの。国立国語研究所の外来語委員会が2003〜2006年、計4回発表し、一覧にまとめました。

20年前の提案なので、一覧の中には、現在は定着している外来語もあるかもしれません。

「オフサイトセンター」。この言葉の意味や、「日本語」で言い換えたら何というか知っていますか?

それでは見ていきましょう。

オフサイトセンター
Huffpost Japan
オフサイトセンター

♢言い換え語

原子力防災センター

♢用例

オフサイトセンター(原子力防災センター)の訓練では,国が原子力緊急事態宣言を発令,防護対策の実施を指示した。

♢意味説明

原子力事故が発生した際に,現地で情報収集や避難指示などの対策を講じる機関

手引きとして、1999年に制定された「原子力災害対策特別措置法」によって、原子力施設の周辺に設置されることになった「緊急事態応急対策拠点施設」を指して「オフサイトセンター」と言われます。

 

原子力災害に関することが文脈から明らかな場合は、「現地防災センター」「現地対策拠点」あるいは「応急対策拠点」などの語で言い換えることもできるとしています。

 

より詳しい説明や言い換えが必要な場合は、「原子力災害現地対策拠点」や「原子力災害の際の現地対策拠点」などという語を用いることもできます。

名称の中に「オフサイトセンター」を含む施設の場合は、必要に応じて原子力の防災施設であることが分かる説明を付けるなどの配慮も望まれます。