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遅延が発生し、乗客のイライラが充満してもおかしくない機内で、雰囲気を和ませたのは10代の民俗音楽の演奏家たちだったーー。
機内で即興の演奏会を開いた若者の機転について、アイルランドの公共放送RTEが報じた。アメリカのUSAトゥデイやアイリッシュ・セントラルなども取り上げている。
RTEによると、サプライズがあったのは11月5日。ドイツ・フランクフルトからアイルランド・ダブリンに向かうエアリンガス便が、悪天候のため空港から飛び立てないでいた。
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機内に留め置かれた乗客を楽しませたいと立ち上がったのが、帰国するために乗り合わせていた10代のアイルランドの演奏家たちだった。ドイツで参加した音楽ツアーからの帰りだった。
飛行機の遅延がわかると、若者たちは座席上の収納棚に入れてあったアイルランドの打楽器バウロンやフィドル(バイオリン)、フルート、アコーディオンなどを次々と取り出し、駐機場に停まったままの機内で即興で民俗音楽を奏で始めたという。
座席に座って演奏する人もいれば、アコーディオンやバウロンのように大きめの楽器の担当者は通路に立ち、リズミカルで爽やかなアイルランド音楽を披露した。
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乗客とみられる人物が「飛行機に閉じ込められてこんなに楽しいことはこれまでなかった」と話すところも映っている。
RTEライフスタイルが公式Xに投稿した動画に、航空会社のエアリンガスも反応。「雨模様の朝を明るくしてくれる日曜日のセッションです」とコメントしている。