時代の変化に伴い、働き方に対する価値観が変わりつつある今、働く若者が憧れる会社にも変化はあるのでしょうか?若者の「働きたい企業ランキング」を見てみましょう。
総合ランキング10位〜4位
総合ランキング10位から4位は以下の通り。
10位 三菱地所
9位 サイバーエージェント
8位 任天堂
7位 ソニー
6位 アマゾン・ジャパン
5位 三菱商事
4位 アクセンチュア
3位 キーエンス
3位にランクインしたのは総合メーカーのキーエンス。選んだ人からは「年収が高く、若い頃から裁量があるから」「圧倒的な営業利益率を出している点から、学べることが大きい」などの声が上がりました。仕事量に見合った高年収がもらえるところや、営業利益率の高さなどが人気の理由のようです。
2位 トヨタ自動車
2位はトヨタ自動車。選んだ人からは「スピーディな事業展開の中に入ってみたい」「企業理念がしっかりしており日本を代表する企業」などの声が寄せられました。トヨタは国内外の知名度の高さや、事業を広域に展開している部分が人気に繋がっているようです。
1位 グーグル
2位のトヨタ自動車に100ポイント以上の差をつけ、堂々の1位にランクインしたのはグーグルでした。
グーグルを選んだ人からは「世界的に有名な企業で、将来グローバルな人材になれると思うから」「結果を出せば自由な働き方が担保されるため」「新しいことへ取り組むスピードが早く、他社では得られないような経験ができそう」などの声が上がりました。
世界的にも圧倒的な知名度があり、次々と新しい事業に取り組むグーグル。そのスケールの大きさや大胆さに魅せられて、働いてみたいと思う人が多いようです。
年代別になると?
同じ若者でも20代と30代の間で働きたい企業の違いは出てくるのでしょうか?
年代別ランキングを見てみると1位、2位はグーグル、トヨタ自動車と同じですが、3位以下から変化が出てきます。
アマゾン・ジャパンやキーエンスなどの企業が人気な部分は変わりありませんが、30代の方では三菱商事(6位)、三菱地所(7位)、三井不動産(8位)、任天堂(9位)、資生堂(9位)など歴史の長い、安定感のある日系企業が多くランクインしています。
比べて20代はコンサルティングのアクセンチュア(3位)、インターネット広告代理店のサイバーエージェント(8位)や東京ディズニーランド・シーを運営するオリエンタルランド(10位)など、会社の歴史や日系・外資系関係なく様々な企業がランクインしています。
「成長環境」が重視される時代に
「AMBI」の事業責任者、峯崎直哉氏によると今回のアンケートでは「成長環境」を理由に企業を選ぶ人が多かったようです。回答者の中で、ランキング上位の会社は「やりがい」や「切磋琢磨できる環境」など自分がどれだけ成長できるかが評価されています。
そのほかには事業展開の広さやスピード感などで企業を選ぶ人も多く、目まぐるしく環境が変わる今、変化に対応する力もますます重要視されているようです。