人気俳優も知事もこなしたアーノルド・シュワルツェネッガー氏くらいになると、ただ番組に出てコメントするだけでは視聴者は満足しないと知っているのかもしれない。
シュワルツェネッガー氏は11月6日、NFL(プロアメリカンフットボールリーグ)ロサンゼルス・チャージャーズ対ニューヨーク・ジェッツの試合中継に出演。
CMの前にカメラがシュワルツェネッガー氏に切り替わったのだが、この時にペットのロバに餌を与える同氏の姿が映し出された。
この展開は番組司会者で元アメフト選手のペイトン・マニング氏とイーライ・マニング氏兄弟も予想していなかったようだ。
嬉しそうに餌をやるシュワルツェネッガー氏に気づいたイーライ氏は面食らった様子で「あれはなんだ?あのロバ、君のように何か食べているよ、ペイトン」とコメント。
ペイトン氏は言葉を失った様子で、うまい切り返しができないままCMに切り替わった。
食事をする姿が生中継されたロバのルルは、新型コロナウイルス感染症が拡大し始めた頃に、シュワルツェネッガー氏が飼い始めたロバだ。
シュワルツェネッガー氏はルルを迎えたばかりの頃にInstagramでこのロバを紹介しながら、ステイホームを呼びかけた。
番組でルルの元気そうな姿が見られたのは嬉しいが、司会者だけではなく視聴者にとってもあまりに唐突な登場だったようだ。
Xには「え?なにこれ?なんで?」「一体どんなターミネーターがやることなんだ?」「予想外の展開だ」などのコメントのほか、27対6でチャージャーズが圧勝するという展開に「試合よりも、こちらの方がエキサイティングだった」という皮肉も投稿された。
シュワルツェネッガー氏は10月に、新著 『Be Useful 』を発表したばかり。説明書きによると、この本には「シュワルツェネッガー氏が絶え間ない改革と並外れた達成の旅から得た、人生の真の目的を実現するための7つのルール」が書かれているという。
この7つのルールの中に、ペットのロバを番組に出演させることも含まれているのか、気になるところだ。
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。