炊飯器「最大54% 驚異の糖質カット」は根拠なし。消費者庁が4社に措置命令。「そんなうまい話はない」との声も

「糖質カット」をうたった炊飯器について、消費者庁が景品表示法違反(優良誤認)で販売会社4社に再発防止などを求める措置命令を出しました。
「糖質カット」をうたう炊飯器。根拠がないとして、消費者庁が販売会社に措置命令を出した=2023年10月31日、東京都千代田区の消費者庁
「糖質カット」をうたう炊飯器。根拠がないとして、消費者庁が販売会社に措置命令を出した=2023年10月31日、東京都千代田区の消費者庁
時事通信社

「最大54% 驚異の糖質カット」ーー。

「糖質カット」をうたった炊飯器について、消費者庁は10月31日、景品表示法違反(優良誤認)で、販売会社4社に再発防止などを求める措置命令を出したと発表した

命令を受けたのは、forty-four(東京都渋谷区)、ソウイジャパン(東京都品川区)、EPEIOS JAPAN(東京都中央区)、HR貿易(東京都墨田区)。

消費者庁によると、4社は自社サイトなどで炊飯時に糖質を44〜54%カットできると表示していた。

4社からは資料が提出されたが、合理的な根拠を示すものとは認められなかったという。

SNS上では「そんなうまい話はないだろ」「気になっていたけど、買わなくてよかった」「ずっと、科学的にあり得ないと思っていた」「疑問を感じていたが、やっぱりそうだった」といった声が上がっている。

【糖質カット炊飯器の表示で景品表示法に違反】
消費者庁は、炊飯器の糖質カット割合(44%~54%)等の表示について、合理的な根拠がなく景品表示法違反行為(優良誤認)が認められたことから、販売事業者4社に対して措置命令を行いました。https://t.co/JAsLWCTD61 pic.twitter.com/NX4vqCjqgj

— 消費者庁 (@caa_shohishacho) October 31, 2023

注目記事