米ユナイテッド航空に勤務する客室乗務員2人が、メジャーリーグのロサンゼルス・ドジャースのチャーター便でのスタッフ配置に不正行為があったと主張している。
黒人で50歳のドーン・トッドさんと、メキシコ人、黒人、ユダヤ人のルーツを持つ44歳のダービー・ケサダさんは、ユナイテッド航空が「白人で若くてスリム、そして主にブロンドで青い目をした女性」をチームのチャーター便に配属したと差別訴訟で述べている。Los Angeles Times紙によると、それらの外見はチームの選手たちが好んだためだと報じている。
ロサンゼルス高等裁判所に10月25日に提出された訴状では、結果として、2人がチャーター便に勤務する機会が大幅に損なわれたと主張。「原告は必要な経験と資格を持っていた」ものの、「原告が白人でなかったため、要求は却下され、拒否された」と述べている。
Los Angeles Times紙によると、トッドさんとケサダさんは、同様の主張をした他のユナイテッド航空の客室乗務員2人が、2021年に同社との間で裁判外の和解をした後、チームのチャーター便プログラムのメンバーになったという。
しかし2022年、数人の白人の客室乗務員が突然「専任クルー」に加わったという。Reutersによると、トッドさんとケサダさんが面接を受けなければならなかったのに対し、彼らはドジャースの選手たちが好む「特定のルックス」に合っていると言われ面接はなかったと訴状は主張しているという。
訴状によると、トッドさんとケサダさんは仕事の依頼が減り降格され、後にケサダさんは「何の正当な理由もなく」プログラムから完全に外された、とFox Businessは報じている。
ロサンゼルス・ドジャースは訴状に名前が挙げられておらず、Los Angeles Times紙に対するコメントを拒否した。ユナイテッド航空はReutersに対し、「包括的な環境を育てている」と述べ、訴訟は「根拠がない」と主張している。
ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。