ケビン・マッカーシー氏の解任で約3週間不在になっていたアメリカ連邦議会下院議長に、共和党のマイク・ジョンソン議員が選ばれた。
ジョンソン議員はルイジアナ州選出の弁護士で、トランプ前大統領に近い人物とされる。また長年、LGBTQ当事者の権利や同性婚に反対する活動を続けてきたことでも知られる。
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10月25日に行われた下院議長の投票では、民主党のアンジー・クレイグ議員が「妻へ、結婚記念日おめでとう」と叫ぶことで、ジョンソン議員の反LGBTQの姿勢に抗議した。
クレイグ議員は同性愛者で、妻のシェリル・グリーンさんと4人の子どもを育てている。この日はふたりの15回目の結婚記念日だったという。
クレイグ議員は「マイク・ジョンソン氏は弁護士時代、同性カップルの結婚や養子縁組、結婚の福利厚生に反対してきた」とXで指摘。「妻シェリルとの15回目の結婚記念日に、彼への投票に反対できたことを誇りに思います」と伝えている。
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PBSのリサ・デジャルダン記者によると、クレイグ議員が結婚記念日を祝った時、ジョンソン議員はネクタイを見ているだけだった。
ジョンソン議員は220の賛成票を獲得したものの、クレイグ議員を含む209人の民主党下院議員は全員、同党のハキーム・ジェフリーズ下院院内総務を選んだ。
グレイグ議員は25日にシェリルさんとの写真も投稿しており「あなたと人生というこの冒険を共有できてとても幸運です」と妻へのメッセージをつづっている。
ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。