東北や中部山岳、関東北部で紅葉が見頃のスポットが広がっています。
長野県上高地(河童橋付近)では見頃を迎えています。青空と冠雪した山と黄色く染まったカラマツのコントラストが美しい景色を見せています。週末の天気を確認して、ぜひお出かけの計画にお役立てください。
■週末に紅葉が見頃になる名所は?■
2023年10月21日(土)〜22日(日)
北海道 週末のおすすめ紅葉名所
紅葉の見頃エリアが広がり、札幌市内でも見頃を迎えている紅葉スポットがあります。
・ 定山渓温泉
札幌の中心部からもアクセスしやすい定山渓温泉は、支笏洞爺国立公園内にある自然豊かな温泉地です。カナディアンカヌーに乗って錦橋の下をくぐり、水面から見る紅葉はまさに絶景。定山渓二見吊橋やかっぱ淵など、周辺を散策しながら紅葉を楽しめます。
・神楽岡公園
旭川市ある神楽岡公園では、ヤマモミジやカツラの紅葉を楽しめます。すでに見頃を迎えており、この週末も公園内でのんびりと紅葉狩りを楽しめそうです。
週末の天気見解
週末は冬型の気圧配置となり、この秋一番強い寒気が流れ込みます。北海道は日本海側を中心に断続的な雨、山沿いでは雪になる可能性があります。降り方の強まりや雷・突風・ヒョウ等に注意が必要です。風も強く、紅葉狩りにはあいにくの天気となります。
強風で葉が散ってしまう可能性があり、今季の紅葉はラストチャンスとなる所も出てくるかもしれません。
東北 週末のおすすめ紅葉名所
東北北部では見頃のスポットが多く、南部でも段々と色づきエリアが広がっています。
・酸ヶ湯温泉(青森県)
酸ヶ湯温泉の紅葉はすでに見頃を迎えており、特に地獄沼の風景がすばらしいです。10月下旬まで紅葉を楽しむことができます。
・夏油高原スキー場(岩手県)
スキー場山頂からは北上平野が一望でき、天気の良い日は遠く早池峰山まで見通すことができます。ダム周辺の紅葉も美しく、湖水に映る色とりどりの紅葉は必見です。
・蔵王エコーライン(宮城県)
蔵王国定公園、中央蔵王を巡る蔵王エコーライン沿いには、不動滝、不帰滝(かえらずのたき)、火口湖の「御釜」といった自然景観に富む名所が多くあります。山腹にはブナ、ミズナラ、ダケカンバなど多様な落葉樹が密生し、エコーラインをドライブしながら美しい紅葉を見ることができます。
・八幡平(湯瀬渓谷)(秋田県)
モミジなどの赤や黄色が多く、色彩豊かな渓谷美や奇岩絶壁が連なる景勝地です。全長4.6kmの散策路が整備されており気軽に紅葉狩りを楽しむことができます。
・天元台高原(山形県)
西吾妻山高層湿原の草紅葉は、地塘(ちとう)周辺の草が紅葉し、赤いじゅうたんが山を覆います。また、裏磐梯から白布温泉を結ぶ山岳道路西吾妻スカイバレーの紅葉もおすすめです。
・あだたら山ロープウェイ区間(福島県)
あだたら山ロープウェイでは、ロープウェイ山麓駅(標高950m)からロープウェイ山頂駅(標高1350m)まで約10分間の空中散歩が楽しめます。ロープウェイからは、紅葉の時期にしか味わえない赤や黄、緑等のコントラストの絶景を楽しめます。
週末の天気見解
週末は冬型の気圧配置となり、この秋一番強い寒気が流れ込みます。東北は日本海側を中心に断続的に雨が降り、標高の高いところでは雪が混じる可能性も。降り方の強まりや雷・突風・ヒョウ、強風に注意が必要です。ただ、日曜日は土曜日に比べると雨の止む時間が長いため、紅葉狩りのチャンスがありそうです。
太平洋側も、土曜日は雨の可能性があるものの南部では日差しのチャンスもありそうです。紅葉狩りは日曜日がオススメです。空気が一気に冷たくなるので、暖かい服装でお出かけください。
関東 週末のおすすめ紅葉名所
朝晩の冷え込みで関東北部でも見頃を迎えています。奥日光周辺では例年より遅く、鮮やかな紅葉シーズンが始まりました。
・那須岳(栃木県)
那須岳の主峰である茶臼岳には、ロープウェイで9合目まで登ることができます。姥ヶ平は黄色やオレンジ色のグラデーションがきれいな紅葉スポットです。
・奥日光湯ノ湖畔(栃木県)
湯ノ湖のある奥日光には、小田代原の草紅葉(9月中旬〜下旬が見頃)、竜頭ノ滝周辺・切込湖・刈込湖周辺(10月上旬〜中旬が見頃)、中禅寺湖畔(10月中旬〜下旬が見頃)、戦場ヶ原・小田代原・光徳(10月中旬が見頃)、奥日光全域のカラマツ(10月下旬が見頃)など紅葉の見所が随所にあります。
・谷川岳(天神平)(群馬県)
谷川岳山頂から始まる自然の錦絵がとても美しいスポットです、高原の爽やかさ、雲上からの錦絵のキャンバス、初冬の三段紅葉など、美しい眺望を楽しむことができます。
週末の天気見解
週末は晴れる所が多いものの、北部山沿いでは土曜日はにわか雨の可能性があります。標高の高いところでは雪が混じる可能性もあり、路面状態に注意が必要です。紅葉狩りは、穏やかに晴れる日曜日の方がオススメです。
気温はグッと下がって、山沿いでは昼間でも上着が必要な寒さになります。暖かくしてお出かけください。
中部 週末のおすすめ紅葉名所
標高の高い地域では見頃を迎え、長野県では多くのスポットで色づき〜見頃となっています。
・上高地(河童橋付近)(長野県)
春は新緑に萌えたカラマツが、秋になると上高地一帯で黄金色に染まります。新緑の頃とは違った雰囲気を醸し出す中で、紅く染まったコハウチワカエデが色どりを添えます。
・志賀高原(蓮池付近)(長野県)
志賀高原は標高差があり、9月末から10月中旬にかけて見頃になります。蓮池付近ではすでに見頃を迎えており、ハスが浮かぶ池を取り囲む美しく色づいた紅葉を楽しめます。
・苗場ドラゴンドラ(新潟県)
日本最長5481mの苗場ドラゴンドラで、赤や黄色に色付く美しい紅葉の道のりをアップダウンを繰り返しながら進み、眼下には美しい清流が流れる「清津川」を眺めることができます。
・白山白川郷ホワイトロード(石川県)
白山白川郷ホワイトロードは標高差が900mあり、頂上から始まる紅葉前線が里に下りてくるまでの間、約1か月にわたり紅葉を楽しむことができます。例年よりも遅い色づきですが、赤色黄色ともにはっきりとした鮮やかな紅葉を楽しめるそうです。
週末の天気見解
紅葉が見頃となっている北陸や長野北部は、14日(土)は高気圧に覆われて晴れる所が多くなります。15日(日)は低気圧が接近するため、雲が広がり雨の降る可能性があります。お出かけは土曜日の方が良さそうです。
朝晩は寒く、昼間は過ごしやすい体感となります。調節しやすい服装がオススメです。
近畿 週末のおすすめ紅葉名所
近畿地方でも秋が深まり、奈良県や和歌山県の標高の高い地域から色づき始めています。
・大台ヶ原(奈良県)
日出ヶ岳の展望台から見る360度パノラマ風景は圧巻です。紅葉の時期には、ワインレッド色に染まったシロヤシオが正木峠方向に見えます。絶景ポイントの大蛇嵓の展望も雄大で、大峰山脈の深い緑と眼下に広がる紅葉のコントラストが素晴らしい場所です。
週末の天気見解
土曜日はこの秋一番強い寒気が流れ込み、近畿では雲が広がりやすくなります。お出かけには問題ありませんが、紅葉狩りは穏やかに晴れる日曜日の方がオススメです。
気温はグッと下がって肌寒くなるので、暖かくしてお出かけください。
四国 週末のおすすめ紅葉名所
石鎚山は四国の中でも早く紅葉が始まります。見頃の時期は例年より少し遅くなっていますが、今年は鮮やかに色づいているようです。
・石鎚山(愛媛県)
ウェザーニュース利用者からの報告によると、山頂付近は見頃を迎え、鮮やかな紅葉を楽しめそうです。この先、見頃のエリアはだんだんと山麓へ移り、11月上旬にはロープウェイ下谷駅付近でカエデ、ブナなどが見頃になります。
・剣山(徳島県)
日本百名山の一つである剣山には、御塔石や御神水などの見どころがあります。山頂付近はすでに見頃を迎えており、これから11月上旬にかけて山全体の紅葉を楽しむことができそうです。
週末の天気見解
週末は晴れて、紅葉狩りを楽しめる天気です。ただ、この秋一番強い寒気が流れ込み、昼間も少し肌寒くなります。特に山沿いは寒く感じられそうなので、暖かくしてお出かけください。
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
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