ソニー・ホンダモビリティ(東京)の川西泉社長は10月17日、開発を進めている電気自動車(EV)について、社外のクリエイターらが自由にアプリケーションやサービスを開発できるようにすると明らかにした。
ソニー・ホンダが開発するEVブランド「AFEELA(アフィーラ)」は、車内前部に設置された広くて大きなディスプレーが特徴の一つ。映画や音楽などを楽しめるようになっており、外部のクリエイターらが映像コンテンツや地図上の付加情報などの開発に加わることができるという。
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EVは世界的な開発競争が激しく、バッテリー性能だけではなく、パソコンやスマホのようにソフトウェアの更新によってどういう付加価値やサービスを提供できるかも注目されている。
アフィーラは、ソニー・ホンダが1月に米国で開催された世界最大級の家電IT見本市「CES」で試作車を公開し、話題となった。
今後、試作車に磨きをかけ、2025年に発売。納車は北米で26年春、日本では26年中を予定している。
価格は未定だが、ハイスペックであることから高額になることが予想されている。
川西社長は「私たちはアフィーラを知性を持ったモビリティーとして育てていきたいと考えている」と説明。「昨今のAI技術の進化を積極的に取り込み、従来の車の価値に加えて、新しいモビリティーの可能性を追求していく」と述べた。
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