歌手の谷村新司さんが10月8日、74歳で亡くなった。谷村さんの訃報を受け、多くのファンがいる中国でも、悼む声が相次いでいる。
谷村さんは1980年代以降、中国との交流を持ち続けてきた。1981年には、「アリス」として初めて北京で公演し、名曲「昴(すばる)」を披露した。同曲は中国でも多くの人々に親しまれている。
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2004年からは4年間にわたり、上海音楽学院で常任教授を務め、若手の育成にも貢献してきた。日中平和友好条約締結から40周年の節目である2018年には、北京や上海でコンサートを開催。「文化の交流はどんな時でもダイレクトに人の心に響いていくものなので、これだけは今まで通りどんどん続いてほしい」と、毎日新聞のインタビューに語っていた。
谷村さんの訃報を受け、中国のSNS・ウェイボーでは「#谷村新司去世(谷村新司死去)」のワードがトレンド上位に急上昇した。
ウェイボーでは、「音楽に国境はありません。谷村先生、安らかに」「尊敬する音楽家です」「日本で一番好きな男性歌手でした」「私の青春時代のスターであり、彼は中日友好の使者でもありました。とても残念です」など、悼む声が広がっている。
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