パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスからロケット弾による攻撃を受けたイスラエルが、報復としてガザ地区への軍事攻撃を展開し、双方の衝突が激化している。
AP通信によると、一連の攻撃や衝突による双方の死者数は1100人を超え、数千人がけがをしたという。
イスラエルのネタニヤフ首相は10月8日、「戦争状態」に入ったことを正式に発表した。
攻撃によって建物が破壊され、市民の犠牲も出ていると報じられている。攻撃を受けたイスラエルやガザ地区の現地の様子や市民への影響について、AP通信やGetty Imagesの配信写真で伝える。
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※この記事は被害の様子を伝えるため、けが人や爆発・倒壊した建物など写真を掲載しています。
攻撃を受けたイスラエルの様子を捉えた写真では、炎上・損壊し置き去りとなった車や、車両から上がった炎を消し止めようとする市民と見られる人の姿が捉えられている。
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ミサイル被弾や攻撃を受けたイスラエル南部のアシュケロンでは、イスラエル警察に促されて避難する家族や、逃げる住民の姿があった。
ガザ地区のシュジャイヤで10月7日(現地時間)に撮影された写真には、パレスチナ側の部隊がイスラエルから持ち込んだイスラエル軍車両を、パレスチナの市民が取り囲む様子が写っている。
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またレバノンのベイルートにあるパレスチナ人の難民キャンプでは、人々がハマスによるイスラエル攻撃を祝福して踊る様子が捉えられたという。
また、イスラエル側の報復攻撃によって、ガザ地区でも甚大な被害が出ている様子だ。攻撃を受け爆破、倒壊する建物や、瓦礫の間を移動する市民や子供たちの姿も捉えられている。
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