アメリカ・ミズーリ州の高校に勤める教員が、オンラインで自身の性的なコンテンツを販売していたとして休職処分になった。「先生の給料だけでは足りなかった」という動機が報じられたこともあってか、地元コミュニティーから支援の声も上がっているという。
地元紙セントルイス・ポスト・ディスパッチやミズーリアンなどが報じている。
ミズーリアンによると、この高校教師はフランクリン郡にあるセント・クレア高校で英語を教えるブリアナ・コーペッジさん。
コーペッジさんが性的コンテンツをオンラインで販売していることを同校のある学区が発見し、聞き取り調査後の9月27日に休職処分になったという。
コーペッジさんが性的コンテンツを売り始めたのは2023年夏のこと。夫の理解を得ており、有料会員のみが見られるようにしていた。
教員としての年収は4万2000ドル(620万円)ほどだと言い、「先生はどこでも十分な給料をもらえていませんが、ミズーリ州はアメリカの中でも特に賃金が低いと思います。収入を補わないとやっていけません」とコーペッジさんは話している。
性的コンテンツの販売による収入は月8000ドル(120万円)ほどだった。
コーペッジさんはセントルイス・ポスト・ディスパッチの取材に、「いつかバレるのではとずっと頭に雲がかかったような気持ちでした。そしたら、2週間ほど前に『みんな気づき始めている』って夫ともども言われて。だからこの日が来ることはわかっていました」と答えている。
学区は最終的な処分についてまだ決めていないようだが、コーペッジさんは「もう教壇に立てないのは承知しています」とし、犯したリスクの大きさについて振り返った。
ただ、1つだけコーペッジさんが予期しなかったことが起きたという。それは、Facebook上で地域住民から支援の声が集まったことだ。支援は金銭面にも及び、報道から24時間で6000ドル(約90万円)が寄せられたという。
コーペッジさんは「多くの保護者が応援してくれたのは驚きです」と感謝の気持ちを述べている。