ニュージーランドの首都ウェリントンに住む家族が、自宅前でふわふわの毛をしたオットセイの子どもが玄関前で寝ているのを発見した。
同国の自然保護局は9月26日、「帰宅して玄関前にオットセイが丸まって寝ているのを見つけるのは毎日あることではありませんが、オットセイがよく見られる今の季節には、冒険好きなオットセイたちがどこに現れるかわかりません!」とFacebookに投稿した。
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雄や乳離れをした子どものオットセイは、ニュージーランドの冬にあたる5月から9月にかけて繁殖地を去り、冒険と休息の旅に出かける。その期間は、陸地の意外な場所でもオットセイが目撃されることが増えるという。
玄関先でこのたび見つかったオットセイの子どもは、どうやら「ちょっとした冒険」をしていたようで、ビーチからこの昼寝スポットにたどり着くまでには、「防波堤の階段を登り、道路を渡り、歩道や車道を進み、最後にもう一つ階段を登る」必要があったという。
「ケケノ」とも呼ばれるニュージーランド・オットセイは、国の海岸沿いや近くの島々でよく見られる。英ガーディアン紙によると、ケケノは昔、狩猟によりほぼ絶滅の危機に瀕したが見事に復活し、その数は20万頭を超えるまでに回復したという。
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自然保護局は「オットセイの母親がどこにいるのか」という質問に対し、このオットセイはおそらくすでに離乳していると説明し、「この時期のオットセイは母親から離れて世界を探検するため、意外な場所によく現れることがあります」と述べている。
このオットセイは「交通や犬から離れた安全な場所」に移動されたという。
ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。