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行方不明になった子どもは森の中でぐっすり寝ていた。犬を枕にして――。
アメリカ・ミシガン州フェイソーンの2歳の子どもが、絵本のような展開で無事に保護された。
地元テレビ局WJMNによると、2歳のテア・チェイスさんは9月20日、行方がわからなくなった。
母親のブルック・チェイスさんは、「私たちは庭の周りや道路を行ったり来たりして捜し、声を限りに名前を呼びました。犬もいなかったので犬の名前も叫びました」とWJMNに語っている。
「家の周りをすべてを捜しました。ここは完全に森です。深く、密集した森で沼地もあります。私たちはパニックになり、友人や家族と一緒に15分くらい捜索した後、警察に連絡しました」
AP通信によると、午後8時ごろに連絡を受けた警察がドローンや犬を使って捜索を開始。市民らも捜索に参加した。
しかしテアさんを見つけたのは、ドローンでも警察官でもなかった。捜索開から数時間後の深夜0時ごろ、オフロードカーに乗った地元住民が自宅から約4.8キロ離れた森の中で、テアさんを発見した。
発見時、テアさんは2匹いた犬の1匹を枕にして寝ていたという。
マーク・ジアナンジオ警部補が「彼女は犬の一匹を枕にして横になっていました。もう1匹の犬は横で安全を守っていました」とAP通信に述べている。
ピープルによると、枕にしていた犬はコッカースパニエルで、横で見守っていた犬はロットワイラーだった。
ブルックさんは「発見した人は木の間から犬が見えなければ、見つけられなかっただろうと話していました」とWJMNに話している。
無事見つかったテアさんは健康状態のチェックを受け、問題は見つからなかったという。
ブルックさんはテアさんと一緒に受けたWJMNのインタビューで「この子は昨夜どれだけ私や父親、みんなに心配をかけたか全然わかっていないようです」と述べている。