ひつぎ内のドライアイスによる二酸化炭素中毒の疑いで死亡した事故が全国で3件起きていることから、消費者庁が事故を防ぐためひつぎの中に顔を入れないよう注意を呼びかけています。
葬儀の際には、遺体を保冷する目的でひつぎの中にドライアイスが置かれますが、二酸化炭素が充満している可能性があります。
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消費者庁は2020〜21年に起きた3件の死亡事故を紹介しています。
【例1】
葬儀場において、ドライアイスを敷き詰めた棺桶の小窓を開けたそばで、意識不明の状態で発見され、搬送先の病院で死亡した。(2021年5月 70歳代 宮城県)
【例2】
葬儀場において、ドライアイスを敷き詰めた棺桶内に顔を入れた状態で発見され、搬送先の病院で死亡が確認された。(2021年3月 宮崎県)
【例3】
自宅において、ドライアイスを敷き詰めた棺桶内に顔を入れた状態で発見され、死亡が確認された。(2020年2月 60歳代 沖縄県)
消費者庁は「葬儀に参列する人々がいる状況ではなく、周囲に人がいない中で故人とゆっくり別れを告げる時間を過ごし、ひつぎの中の故人に向けて話しかけるなどしている際に事故が起きていると推測される」と説明しています。
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こうした事故を防ぐため、 消費者庁は以下の点に注意するよう呼びかけています。
・ひつぎの中に顔を入れないこと
・室内の換気を十分に行うこと
・線香番などで1人にならないこと
・気分が悪くなったらすぐにひつぎから離れ、異常があれば直ちに119番通報を
・不明なことがあれば葬儀業者に確認を