私たちが日々使っている外来語やカタカナ語。すっかり定着した言葉もあれば、実はよく分からずに使っているという単語もあるでしょう。
外来語を他の言葉で言い換えたいときは、国立国語研究所の「外来語言い換え提案」が参考になります。
「外来語言い換え提案」は、公共の場などで使われる少し分かりにくい外来語について、言葉遣いを工夫して分かりやすい言い換えを提案するもの。国立国語研究所の外来語委員会が2003〜2006年、計4回発表し、一覧にまとめました。
20年前の提案なので、一覧の中には、現在は定着している外来語もあるかもしれません。
「アセスメント」。この言葉の意味や、「日本語」で言い換えたら何というか知っていますか?それでは見ていきましょう。
アセスメント
♢言い換え語
影響評価
♢用例
地元は環境に配慮した空港づくりを求め,陸上ルートの実機テストや,アセスメント(影響評価)を慎重にやった。
♢意味説明
♢用例
地元は環境に配慮した空港づくりを求め,陸上ルートの実機テストや,アセスメント(影響評価)を慎重にやった。
♢意味説明
事業が周囲に与える影響を査定し評価すること
♢
手引きには、「『アセスメント』が単独で用いられる場合の多くは,開発事業が環境にどのような影響を与えるかを査定し評価する『環境アセスメント』を指しており、『影響評価』はその場合の言い換え語である」と記されています。
さらに、「文脈によっては,単に「評価」「査定」と言い換える方が分かりやすい場合もある」とされています。