クリスピー・クリーム配送車をクマの親子が“襲撃”。次々に箱を開けドーナツ頬張る姿に「冬への備え?」

クマたちは20分間にわたって食事を楽しんだそうです
クリスピー・クリーム・ドーナツ
クリスピー・クリーム・ドーナツ
jfmdesign via Getty Images

野生のクマも甘いドーナツの誘惑には勝てなかったーー。

アメリカ・アラスカ州でクマの親子が、日本でも親しまれているクリスピー・クリーム・ドーナツに夢中になる様子が話題になっている。開けたままになっていた配送中のバンの荷台に乗り込み、箱入りのドーナツを開けて食べている。

クリスピー・クリーム・アラスカの公式FacebookやAP通信の報道などによると、配送ドライバーが荷台に招かれざる黒い影を見つけたのは9月19日朝のことだった。

正体は母子とみられる2頭のクマだった。2頭が乗り込んだのは、アメリカ軍の基地にある店舗へ配送していたバン。荷台に積んであったドーナツやお菓子を頬張った。追い払うべく店舗の責任者らが車両の側面をバンバン叩いたが、中から響く箱を開ける音がやむことはなく、クマたちは20分間にわたって食事を楽しんだ。

クマたちが出ていきそうになかったため、基地の警備に来てもらい、サイレンを鳴らしてもらった。やっとのことでワゴン車から降りたクマたちは、近くのコンビニとガソリンスタンドの前をしばらくうろうろした後に森に帰って行ったという。

この地域ではクマの出没は珍しくないといい、配送ドライバーはこれをきっかけに店舗に立ち寄る時にはワゴン車のドアを必ず閉めるようになったという。

クリスピー・クリーム・アラスカのFacebook投稿には、「来たるべき長い冬に向けて、エネルギーを溜め込もうとしているようですね」「こんなことが起きるのはアラスカだけ」など多くのコメントが寄せられている。

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