スタジオジブリが日テレの子会社に。長く悩んできた問題とは?宮崎駿監督は名誉会長に

スタジオジブリの鈴木敏夫社長が日本テレビの杉山美邦会長に「ジブリがこれからも映画づくりに集中するために、経営を手伝ってもらえないか」と申し入れたといいます。

日本テレビは9月21日、スタジオジブリ(東京)を10月6日付で子会社化すると発表した

ジブリの株式を取得し、議決権の42.3%を所有する筆頭株主になる。

背景にあったのは、ジブリが長く悩んできたという後継者問題だ。

発表によると、宮崎駿監督が82歳、プロデューサーの鈴木敏夫社長が75歳。創業者である宮崎監督の長男でアニメーション監督の吾朗氏が後継候補に挙がったが、「1人でジブリを背負うことは難しい。会社の将来については他に任せた方が良い」と固辞したという。

そこで、鈴木社長が2022年、日テレの杉山美邦会長に「ジブリがこれからも映画づくりに集中するために、経営を手伝ってもらえないか」と申し入れた。

ジブリの新経営体制は、宮崎監督が名誉会長、鈴木社長が取締役議長、日テレの福田博之専務執行役員が社長を務める。

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