イングランドのグレーター・マンチェスターにある町ベリーの中心部で、極めて珍しい「ピンク色の鳩」が目撃され、地元住民の間で様々な憶測を呼んでいる。
この鳩は9月上旬、ベリーの町中心部や建物の屋上で、餌を与えられている姿が複数回目撃された。
鳩の写真を見ると、頭部から尻尾まで全体がピンク色に染まり、ところどころ白やグレーの羽根も生えている。尻尾は特に鮮やかなピンク色だ。
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地元住民たちは、この謎の鳩が何者かによって塗料で染められたのか、それとも予期せぬアクシデントで染料が体に付いてしまったのか、はたまた生まれつきの色なのか、思いを巡らせている。
地元警察もこの不思議な鳩の存在を覚知している。ベリー・ノース警察は、パトロール中の警察官がピンク色の鳩にでくわしたといい、「見かけたら私たちに知らせて」と公式Xで呼びかけている。
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ただ、現地メディアのマンチェスター・イブニング・ニュースは、英国王立鳥類保護協会(RSPB)への取材で、この鳩は何らかの染料によってピンクに変色した可能性が高いこと、そして色の変化が鳥の一生に影響を与え得ることを報じている。
同協会の広報担当者は同紙の取材に、「誰かが意図的にハトの羽に色を塗ったのだとしたら、健康上の問題を引き起こし、飛ぶ能力を損ない、捕食者に狙われやすくなる恐れがあるので、とても心配です」と懸念を述べた。
染料を飲み込んでしまった場合、鳥にとって有害である可能性もあるとしている。