スペインのリポーターが生中継している際、通りかかった男に下半身を触られる事件があった。現地警察は、男を性的暴行の疑いで逮捕した。
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BBCによると、被害に遭った女性のリポーターは9月12日、マドリードで発生した強盗事件の取材中だった。カメラに向かって状況を説明しているリポーターの背後から1人の男が近寄り、リポーターの下半身に向けて右手を伸ばした。男はどこの番組かを尋ねたという。
リポーターは驚いて男の方に顔を向けたが、そのまま報道を続けようとした。すると、スタジオにいる番組の司会者は「遮ってすみません。でも、彼はあなたのお尻を触りましたか?」と状況を確認した。
リポーターは困った様子で「そうです」と認めた。司会者は、男を再びカメラの前に出すよう指示した。
リポーターは男に向かって、「(番組クルーが)どこのチャンネルか聞きたい気持ちは分かりますが、私のお尻を触る必要がありますか?生中継をしていて、仕事中なんです」と男に言った。
男はリポーターの体を触ったことを否定したが、リポーターが仕事をさせてほしいと伝えると謝った。だが、立ち去り際に男はリポーターの頭を触ろうとした。
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司会者は生放送で、「この男はバカだ」と怒りを露わにした。
ユーロニュースによると、番組側から通報を受けたマドリード警察は、この男を性的暴行の疑いで逮捕したという。
放送元の「Mediaset Espana」は声明で、「いかなる形のハラスメントも攻撃も認められない」として、被害を受けたリポーターに寄り添う姿勢を示した。