働いていると、誰しもがさまざまな「悩み」に直面するでしょう。
世代を超えて、調査結果で明らかになった「仕事の悩み」のダントツ1位は一体どんな内容なのでしょうか。年齢別の仕事の悩みも紹介します。
それでは、結果を見ていきましょう。
仕事の悩み、第1位は?
調査の中で、「いま抱えている仕事の悩みは?」と尋ねたところ、「会社の将来性・安定性(9.8%)」や、「社内の人間関係(12.8%)」などに大きく差をつけて、「給与が低い(37.2%)」がダントツ1位になりました。
一方で、「残業が多い」「休みが少ない」などの労働時間に関する悩みは目立たずに5%以下という結果に。
続いて、世代別での仕事の悩みを詳しく見ていきましょう。
20代から50代のそれぞれの悩みを見てみると、3位には「やる気が出ない(20代)」「社内の人間関係(30代)」「会社の将来・雇用の安定(40代・50代)」という結果に。また、2位は「社内の人間関係(20代)」「会社の将来・雇用の安定(30代)」「社内の人間関係(40代)」「やる気が出ない(50代)」という悩みが明らかになりました。
そして、1位は世代問わず「給与が低い」という回答が30%以上という結果になりました。
寄せられたコメントには、「直属の上司が『10年給料が変わらなかった』と自慢のように言っている」「勤続20年だが、年収はほとんど変わっていない」「この給与では、貯蓄を切り崩していかないといけない」といった切実な意見も。
仕事の悩みをそれぞれが抱える中で、転職を考える人はどのくらいいるのでしょうか?
「転職を考える・転職活動をする」と回答した人は50%と調査対象者数の半分という結果になりました。多くの人は、今すぐの転職でなくても、自分の市場価値を調べたり、「調べておけばいつでも辞められる」となどという様に、転職サイトを活用している人もいるようです。
ネクストレベルは、この調査結果から、「年齢を問わず『給与が低い』ことがもっとも大きな仕事の悩みであることが浮き彫りになった」とし、大手企業を中心にして、2023年は賃上げ傾向などと報道があるものの、今回の調査結果から「『給与が低さ』に関する悩みは解決していないようだ」と分析しています。