私たちが日々使っている外来語やカタカナ語。すっかり定着した言葉もあれば、実はよく分からずに使っているという単語もあるでしょう。
もし他の言葉で言い換えるとしたら、国立国語研究所の「外来語言い換え提案」が参考になります。
「外来語言い換え提案」は、公共の場などで使われる少し分かりにくい外来語について、言葉遣いを工夫して分かりやすい言い換えを提案するもの。国立国語研究所の外来語委員会が2003〜2006年、計4回発表し、一覧にまとめました。
20年前なので、すでに外来語のままで定着している単語もあるかもしれません。それでは見ていきましょう。
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◇言い換え語
保存記録、記録保存館
◇用例
・古いものも保存記録(アーカイブ)として残し、情報として蓄積していくべき。
・委員会は資料の保存と活用の両面から、京都でどのような記録保存館(アーカイブ)が最適かを来春をめどに決める。
◇意味説明
個人や組織が作成した記録や資料を、組織的に収集し保存したもの。また、その施設や機関。
◇
手引きとして「ものを指す場合、単に『記録』『資料』と言い換える方がわかりやすい場合もある」と指摘しています。
「ライブラリー」との違いも説明。ライブラリーが「図書などの収集、閲覧のためのもの」であるのに対して、アーカイブは「記録媒体にかかわらず記録や資料を長期に保存するためのもの」と定義しています。
その他の言い換え語例は次のとおり。
「記録」「資料」「史料」「公文書館」「文書館」「資料館」「史料館」