約8割の人が、「仕事で自己嫌悪に陥ってしまった経験」があるようです。
ビジネス情報サイトなどを運営するビズヒッツが8月18日、全国の499人に「仕事で自己嫌悪に陥る瞬間に関する意識調査」の結果を公表。
どんな仕事のシーンで自己嫌悪に陥ってしまうことが多いのでしょうか?落ち込んだり自信がなくなったりした時の対処法も合わせてご紹介します。
仕事で自己嫌悪に陥る瞬間1位は「〇〇した時」
仕事で自己嫌悪に陥る瞬間はどんな時か。第3位は「他人と比べてしまう時」でした。
アンケートの回答者からは「周りと比べて自分が劣っていると実感したとき」「周りは上手くできているのに、自分だけができていなかったとき」などの声が寄せられました。
同社は「他人が能力を発揮して成果をあげていてうらやましく思うと同時に、『自分はなぜダメなんだろう』と自己嫌悪に陥る人もいる」とコメント。特に営業成績が貼り出されるなど、周りとの差がはっきり見えてしまうと落ち込んでしまうケースも多そうです。
続く第2位は「仕事がうまくいかない時」でした。回答者からは以下のような具体的なシーンについてもコメントが寄せられています。
「思い通りの成果が出なかったときに、自己嫌悪に陥ります」
「仕事を思い通りに進められず、スケジュールを変更したとき」
自分が思った通りに仕事が進まなかったり、期待していた成果が出なかったりすると、「自分ってダメだ」と自己嫌悪に陥ってしまう人が多いようです。納期やスケジュール変更など周囲への影響を気にする人も多そうです。
そして第1位は「ミス・失敗した時」でした。「確認すれば防げたはずのミス」や「同じミスを繰り返した」時に落ち込む人が多いようで、2位と倍以上の差をつけて1位に挙げられました。
回答者からは以下のような声が寄せられています。
「忙しくて仕事が溜まっているのにミスしてしまったとき。『ちゃんと確認すればよかったのに』と自己嫌悪になります」
「何回も確認しながら作業し『間違いがない』と確信をもっていたことに対してミスがあったとき」
「同じミスを繰り返したときや、凡ミスをしたとき」
また、「仕事で自己嫌悪に陥るとどのような感情になるか」聞くと、「自信がなくなる」「落ち込む」「自分を責める」などの回答が多い結果に。
同社は「上記のようなネガティブな感情を抱くのは誰にでもあることですが、ネガティブな感情を抱き続けているとよくありません」とコメントしています。
仕事で自己嫌悪に陥った時の対処法は?
仕事で自己嫌悪に陥った時、みんなはどうやって対処しているのでしょうか?
1位は「気分転換する」。2位以降は「反省して次に活かす」、3位「誰かに相談する」などが続きました。
1位の「気分転換」の方法としては、「家に帰って映画や動画を見るなど好きなことをする」「無心で料理やお菓子を作る」「ゴルフで体を動かしたり、遊びに出かけたり、美味しいものを食べたりする」など、とにかく自分の好きなことをして切り替える人が多いようです。
職場で気分転換したい場合は、一旦席を離れ、トイレに入ったりコーヒーを飲んだりする人も。
2位の「反省して次に活かす」では、「前向きな『次にするべき対処法』を思いつく限りテキストファイルに書き起こす」など、改善策を考えることで対処する方法が挙げられました。起きてしまったことは変わらなくても、次の糧にしようと考えてから気分転換する人も。
3位の「誰かに相談する」のように、信頼できる上司や同僚、身近な人に話すことで気持ちの整理ができるケースも多そうです。
他にも「深く考えすぎず割り切る」「仕事に集中する」「とことん落ち込む」「時間が解決してくれる」などが挙げられました。自分なりの対処法を見つけておくのも大切です。
同社は「ミスや失敗を反省して繰り返さないようにすることは大切ですが、自分を否定する必要はありません」とコメント。なかなか自己嫌悪から抜け出せず辛い場合には、カウンセリングサービスなどを利用するなど、専門家を頼ることも大切です。