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アメリカのコメディアンで俳優のウェイン・ブレイディが8月7日、米People誌のインタビューで自身がパンセクシュアルであることを明かした。
ブレイディはインタビューで、自分のセクシュアリティを自認するまでの道のりを語っている。
「自分自身について、世界についてリサーチする中で、自分がバイセクシュアルかどうかは言えなかった。実際に行動に移したこともなかったから、それが何かをまず知る必要があった」
「だからパンセクシュアルに行き着いたんだ」
パンセクシュアルとは本来、自身の性的指向が相手の性別にとらわれない人のことを指し、全性愛者と呼ばれる。
「辞書の定義とは間違ってるかと思うけど、私にとって『パン(セクシュアル)』とは、ゲイ、ストレート、バイやノンバイナリーであると自認するすべての人に惹かれることができるという意味。少なくとも今の私にとっては、それが適切な場所だと思う」
ブレイディはゲーム番組やバラエティ番組の司会などとして広く知られており、現在は娘のマイレさんと元妻のマンディ・タケタさん、そして元妻の家族とともにリアリティー番組を撮影中だ。
ブレイディが最初にカミングアウトした相手はタケタさんだったという。
「カミングアウトすることで、彼がもっと幸せになれると思ったから、私はただ『グレート』と言いました」とタケタさんはPeople誌に語った。娘のマイレさんも同感だったといい、「ただ『OK』と言いました」と述べた。
ブレイディはまた、これまで男性に惹かれたことがあるものの、付き合ったことはないと同誌に語った。
「正直に言おう。これまでの人生で特定の男性に惹かれたことがある。でも自分の育ってきた環境や、今生きている時代の恐ろしさに、いつもその気持ちを脇に追いやってきたんだ」
「他の男性を傷つける一番早い方法は?侮辱し、ゲイと呼び、去勢し、罵る。『それは悪いことかって?そうだ。そうはなりたくないだろ』って昔から周りの人たちに教え込まれてきた」
ブレイディは2014年の俳優ロビン・ウィリアムズの死に影響を受け、メンタルヘルスについて学び始めたという。希死念慮を抱いたことはないものの、抱く人々に共感するという。彼はセラピーを受け、相手に幸福を求める「恋愛依存症」の治療を受けたと述べた。
ブレディは現在はシングルで、最高の自分になろうとしているという。
ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。