プールで溺れ飛べなくなったフクロウ、保護団体が網で救出に乗り出す

住宅のプールで身動きが取れなくなったフクロウ。駆けつけたアニマルレスキューのスタッフが命を救いました

アメリカ・ニューヨーク州の住宅にあるプールで溺れていたフクロウを、地元のアニマルレスキューが網を使って救助した。

動物保護団体「ストロング・アイランド・アニマル・レスキュー・リーグ」は8月2日、フクロウがプールで溺れているという連絡を受けて駆けつけた、とFacebookに投稿した。

動画には、団体のフランキー・フロリディア代表が、住宅のプールで身動きが取れなくなっているフクロウに大きな網を差し伸べ、水の中からすくい上げる様子が捉えられている。

地元メディア「ニュース12」ロングアイランドによると、救出されたフクロウは、スウィート・ブライヤー・ネイチャー・センターに搬送されてリハビリを受けた。

この救出劇を紹介したFacebookには、「素晴らしい」という称賛とともに「なぜ家の持ち主は自らフクロウを助けなかったのだろう」という疑問も投稿されている。

これに対し、団体は「動物が好きな人もいれば、嫌いな人、苦手な人もおり、助けを求められれば質問はせずに救出に全力を尽くします。中には連絡先がわからない人や、連絡しようとしない人もいるけれど、この家の人たちは、フクロウのために助けを求めてくれた。善意ある人たちでした」と説明している。

フロリダ州でも7月にフクロウがプールで保護され、野生生物リハビリセンターに運ばれて治療を受けた。

動物愛護団体「ヒューメイン・ソサエティ」は、プールから出られなくなった野生生物が犠牲になることがあるとして、プールにフェンスを設置したり、動物が水からの脱出するのを助ける浮遊式のスロープを取り付けたりすることを推奨している。

ハフポストUS版の記事を翻訳しました。

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