中国の動物園で撮られたマレーグマの動画が、ネット上で拡散され、きれいに背筋を伸ばししたその立ち姿に「着ぐるみに人間が入ってるのでは?」と話題になっている。
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もしや着ぐるみを着た人間?
物議を醸しているのは、中国・杭州にある動物園で飼育されているマレーグマ。
動画には、後ろ足2本で立っている1頭のクマが映っている。クマはすっくと立って来園者の方を見ているが、背中のあたりに4段ほどのたるみができているおり、「着ぐるみ説」が広がっている。
ネット上に拡散された動画には、「2本足で立っている姿が人間そっくり」「本物かどうかわからない」「着ぐるみみたい」と本物のクマか疑うコメントがついている。
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ガーディアンによると、動物園は7月30日に声明を発表し、着ぐるみ説を否定した。
声明はマレーグマの「アンジェラ」が話しているという想定で発信されている。
BBCが掲載した声明で、アンジェラは「私の立ち上がった姿が人間のようだと感じた人がいらっしゃったようですが、どうやら私のことをよく知らないようです」
「クマと聞くと、体が大きくて、ものすごいパワーがあると思われがちですが、ちがいます。すべてのクマが巨大で、危険というわけではありません。私たちマレーグマは小さいんです。世界で最も小さいクマなのです」としている。
マレーグマは、体長1.1〜1.5メートル、体重50〜70キロの小柄なクマだ。北米原産のグリズリー(ハイイログマ)の半分以下の大きさだという。