今後もさらに発達しながら北西に進み、沖縄本島には今夜〜明日2日(水)昼頃に最も近づく見込みです。動きが遅くなるため、長引く暴風雨に厳重な警戒が必要です。
また、沖縄付近を通過後の進路については、不明確ながらも東寄りに転向する可能性も示唆されています。東シナ海を北上して九州などに影響するおそれもあり、今後の最新情報をご確認ください。
▼台風6号 8月1日(火)7時推定
中心位置 南大東島の南西約200km
大きさ階級 大型
強さ階級 非常に強い
移動 北西 20 km/h
中心気圧 935 hPa
最大風速 45 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 65 m/s
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沖縄本島は長引く荒天への備えを
台風は、今後も発達を続けながら北上する見込みです。沖縄本島や奄美地方では、台風周辺の活発な雨雲が流れ込み、沖縄本島では今夜遅くには台風本体の雨雲がかかる予想です。
すでに暴風域に入っている大東島地方では瞬間的には30m/sを超える暴風が吹いており、沖縄本島でも今後はさらに風が強まります。
沖縄本島に台風が最も近づくのは、今夜〜明日2日(水)の昼頃になる見通しです。最接近時の中心気圧は925hPa、中心付近の最大風速は50m/sと予想されています。瞬間的には沖縄本島でも60m/sを超える猛烈な暴風が吹き荒れることも考えられる状況です。また、1時間に50mmを超える非常に激しい雨が降るとみられ、雨や風の強い状態は3日(木)にかけて続く見込みです。
また、先島諸島や奄美地方でも、明日2日(水)は雨や風が強まり、大荒れの天気となるおそれがあります。沖縄本島も含めて、高波や高潮のおそれもあり、波浪警報や高潮警報も発表されています。
風雨のピーク時の外出は危険ですので、控えるようにしてください。食料の買い出しなど台風への備えは今日の午前中のうちに済ませる必要があります。
沖縄付近を通過した後は、東シナ海を北上する予想になっていますが、今後の進路によっては週末以降に九州などに影響する可能性もあり、最新の台風情報に注意が必要です。
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沖縄通過後の進路は不確実性大 最新情報に注意
この図の細い線1本1本は世界各国の気象機関が計算した進路のシミュレーション結果をあらわします。アンサンブル予報という手法の過程で得られるもの（メンバー）で、想定される進路にはかなりの幅があるということをイメージするために掲載しています。
これらのメンバーを比較すると、沖縄本島付近に向かうところまでは概ね揃っているものの、その後の進路は大陸へ向かうものから朝鮮半島方面へ向かうもの、東シナ海でしばらく停滞するものや日本列島に向かうものなど、かなりバラつきが大きくなっていることがわかります。とりうる進路の幅が大きく、進路予想の確実性が低いことを示しています。
予測の誤差が大きい状況ですが、日が経つにつれて誤差は縮小する見込みです。今後の最新情報にご注意ください。
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台風の暴風域に入る確率
120時間以内に台風の暴風域に入る確率は以下の通りです。（気象庁）
長崎県
五島 3 %
鹿児島県
種子島・屋久島地方 3 %
奄美地方 67 %
沖縄本島地方
本島北部・中南部 100 %
慶良間・粟国諸島 100 %
久米島 100 %
大東島地方 100 %
宮古島地方 89 %
八重山地方
石垣島地方 53 %
与那国島地方 27 %
台風の名前
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風6号の名前「カーヌン（Khanun）」はタイが提案した名称で、タイの果物の名前（パラミツ、ジャックフルーツ）からとられています。