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加齢に伴うホルモンバランスの乱れによって心身に不調が起こる「更年期障害」。日常生活に大きな支障が出る人もいることから、近年は社会全体で取り組むべき課題とされています。
そんな更年期障害の支援体制を整えるため、鳥取県は医療拠点を設置しました。鳥取大医学部付属病院を7月19日に「拠点病院」と指定。加えて東・中・西部にそれぞれ1か所ずつ、県立中央病院、県立厚生病院、山陰労災病院を「地域拠点病院」に指定しました。
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8月には、地域拠点病院に無料の相談支援センターを設置。県民に対し、受診先などをアドバイスします。さらに、内科や産婦人科、泌尿器科などのかかりつけ医と連携し、診断・治療にあたります。
拠点病院となる鳥取大医学部付属病院は、重症や難治性の患者の診断・治療のほか、医療や相談の質を向上させるための研修を行います。
これまでも医療機関が更年期外来を設ける例はありましたが、都道府県レベルで更年期障害の医療・相談体制が整備されるのは、全国初。今後は、こうした取り組みが全国的に拡がっていくことが期待されます。