宮城県仙台市出身のプロフィギュアスケーターの羽生結弦さんがスケートリンク「アイスリンク仙台」に多額の寄付をしたことが話題になっている。Twitterでは「羽生結弦様」などと羽生さんに関する言葉がトレンド入りし賛辞の声が寄せられ、反響が広がっている。
今回羽生さんは同スケートリンクに5588万1272円を寄付。公式サイトでは感謝の言葉が綴られ、これまでの羽生さんの寄付の累計額も明らかになった。世界のスケートファンを魅了する羽生さんの地元愛と心遣いが注目を集めている。
羽生結弦さんにとって「特別な場所」
宮城県仙台市にある「アイスリンク仙台」は25日に公式サイトを更新。「羽生結弦様よりまた多額のご寄付をいただきましたことをご報告させていただきます」と発表。5588万1272円の寄付があったこと報告した。
また、「羽生結弦様は、いつも地元仙台を深く愛され、また、『アイスリンク仙台』のことも、とても大切に思ってくださっています。これまでにも度々のご寄付を頂戴いたしており、感謝に堪えません。ここに深く感謝の意を表します」と思いを記した。
宮城県仙台市出身の羽生さんは、幼少期から「アイスリンク仙台」を拠点に練習を重ねてきた。2010年には同リンクでデモンストレーションを披露。2011年に起こった東日本大震災の後も同リンクで活動するなど、羽生さんにとって大変思い入れのある場所になっている。また、プロに転向してからも、宮城県で開催されるアイスショーに参加するなど積極的に関わり続けている。
アイスリンク仙台は、「頂戴いたしましたご寄付につきましては、皆様が「アイスリンク仙台」をより快適にご利用いただけるよう、有効な使い方を考えてまいります」と言葉を結んだ。
羽生さんは同リンクに継続的に寄付を行なっており、今回で総額は8733万406円になった。
寄付額に多くの人は驚きを隠せない様子だ。Twitterでは「ずっと寄付を継続されていて凄い」「羽生くんが尊い」「純粋に驚愕する。真似できない」「故郷を愛する姿に尊敬の気持ちでいっぱい」などと沢山のコメントが寄せられている。